台風15号による大きな被害…清水エスパルスFW北川航也に現在の状況などを聞いた

台風15号による大雨で大きな被害が出た静岡県静岡市の清水区。

Jリーグの清水エスパルスが本拠地を置いていることもあり、状況が気になっているサッカーファンは多いに違いない。

清水エスパルスの選手スタッフが積極的に支援活動にかかわるなか、Qolyは今週、日本代表歴もあるFW北川航也への単独インタビューを実施。

取材冒頭で今回の被害や現在の状況などを聞いたので、まずはそちらを動画とともにお伝えしたい。

(取材日:2022年10月5日)

――静岡県静岡市をホームとする清水エスパルスにとって、今回の豪雨災害は非常に大きなものだと思います。台風15号よる大雨は実際どのように感じましたか?

台風が直撃した時は雨がすごいという印象で「台風が来ているな」と感じだったのですが、1日経ってみたら街に土砂が流れていたり、実家も断水したり、停電なんかもあったりで。

被害が出ていることを感じましたし、それがまた徐々に広がっていったのを感じると…やはり自然災害なので防災に関しては難しいところがあると思いますが、ここまで被害が広がるのかという驚きはありました。

――10月1日に予定されていた静岡ダービーも延期になりました。現在の状況というか、街の状況は断水なども含めどのようになっていますか?

断水に関しては自衛隊の方々の協力で徐々に解消されています。

ただ、物資が必要な地域や土砂が流れこんでしまった住居には、まだまだ手助けが必要だったり、やらなければいけないことがチームとしても個人としてもあると思っています。

引き続きそういった手助けが必要な地域や施設などには出向いて、できるだけ協力ができればと思っています。

――SNS等を拝見していても、選手も積極的にというのがすごく伝わってきて、「自分たちも」という強い気持ちが表れているように感じます。

やはり、地域があってのチームだと思っていますし、清水エスパルスはそういったチームでなければならないと思っています。

清水エスパルスも過去に地域の方々に助けられた部分があり、今もそうです。そういった方々がいるからこそチームとして成り立っています。

自分の生まれ育った地域や困っている人には率先して手助けができればと思っていますし、これからもその気持ちは変わりません。

チームの活動は現在通常通り行われており、今週末の8日(土)には川崎フロンターレとアウェイで対戦。ジュビロ磐田との静岡ダービーは10月22日(土)に開催されることも発表されている。

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なお、北川へのインタビュー本編は近日配信予定。オーストリアでの挑戦や今夏の清水エスパルス復帰、日本代表への想いや同い年のライバルについてなど、たっぷり聞いているのでお楽しみに。

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