駅で停車中、小田急電車に犬が「乗車」 駅員2人で車外に連れ出す 一部列車に遅れ

小田急線(資料写真)

 神奈川県秦野市内の小田急線鶴巻温泉駅で6日、停車中の電車内に犬が入り込むトラブルがあった。犬は駅員が車外に連れ出したが、影響で一部列車に約10分の遅れが出た。

 小田急電鉄によると、同日午前7時ごろ、同駅に到着した秦野発新宿行き普通電車内に、ホームにいた柴犬とみられる中型犬が侵入。駅員2人がかりで車外に出し、電車は9分遅れで出発した。 

 犬を捕まえる際に男性駅員1人がかまれて応急処置を受けたが、乗客にけがはなかったという。

 犬は飼い犬で、同15分ごろ、「散歩していた犬のリードが外れていなくなった」と高齢男性が秦野署東海大学駅前交番を訪れた。駅員から通報を受けて同署員が男性を東海大学前駅から約1キロ離れた隣の鶴巻温泉駅に連れて行き、犬を引き渡した。

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