大谷翔平の22年経済効果は約457億円!「一人のアスリートとしては空前絶後」

経済効果の研究で知られる関西大学の宮本勝浩名誉教授(77)が6日、同大を通じ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)がもたらした2022年の経済効果を約457億941万円と推定する試算結果をを発表した。

大の虎党として知られる宮本氏は2005年、阪神のセ・リーグ制覇の際の経済効果を643億円としている。「一人のアスリートが創り出す経済効果としては空前絶後の金額で、例えば日本の人気球団の阪神、巨人、ソフトバンクなどが約70人の選手で1シーズンかかって優勝した時の経済効果と同等である」と述べた。

宮本氏は米国内での大谷関連のグッズ売上高や増加したファンの消費額などが約194億6176万円、日本国内でのグッズや応援ツアーなどの売上高を約17億円と試算し、日米での経済効果をはじき出した。「私たちは偉大な大谷選手と同時代に生を受けて、大谷選手の活躍を見ることができる幸運を喜びたい。新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻、物価の上昇など暗い話題ばかりの中で、一つの大きな明るい話題、清涼剤である大谷選手の活躍に感謝したい」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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