日産、「ブルー・スイッチカード」を阿蘇市と佐世保市で運用開始へ

日産自動車株式会社(以下、日産)は、EV利用証明のひとつとなる、「ブルー・スイッチカード」の運用を10月11日から開始する。9月27日付のプレスリリースで明かした。まずは、熊本県阿蘇市、長崎県佐世保市で利用できる。

同社は、日本が抱える脱炭素、災害、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表した。

同社は、全国の自治体や企業と協力して、EV普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。さらに、「ブルー・スイッチ」活動の連携協定のもと、熊本県阿蘇市や長崎県佐世保市と、観光施設でのサービス利用料割引などのEV優遇施策を進めてきた。

「ブルー・スイッチカード」は、日産のコネクテッドカーサービス「NissanConnect サービス」が提供するEVオーナー向け「NissanConnect EV」アプリの新しい機能だ。スマートフォンの画面上にEV利用を簡易に提示、証明するもので、施設側での確認をスムーズに行うことができる。

なお、同社は、より多くの日産EVオーナーが「ブルー・スイッチカード」でのサービス利用を簡便にできるよう、今後、デジタル上での仕組みを拡大していく予定だという。くわえて、「ブルー・スイッチカード」の導入により、環境に配慮したEVを活用し、「ブルー・スイッチ」活動で連携するパートナーのさらなる観光活性化に貢献していくと述べている。

「ブルー・スイッチカード」の
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