71歳男性 監禁不明事件 2人目の初公判 「呼んだ男2人は『詐欺にあった人のお金を取り返してくれる人』と認識していた」

広島県海田町で男性が監禁され、その後、行方が分からなくなっている事件の裁判です。監禁の罪に問われている男女6人のうち2人目となる女の初公判が開かれました。

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裁判でこれまでに検察が説明している事件の概要はこうです。

県内に住む女5人が海田町の男性と金銭を巡るトラブルになり、金を回収する目的で女の1人が呼んだ住所不定・古物商の 今泉 俊太 被告(31)と、逃走中とされる別の男を合わせた7人が、男性を事務所で監禁したとされています。

男性の行方は今も分かっていません。

きょう(6日)初公判を迎えた 槙本 祐己 被告は男女6人と共謀し、ことし6月1日から翌日にかけて、男性を海田町にある事務所から携帯を取り上げたうえで脱出できないようにして、不当に監禁した罪に問われています。

起訴内容を認めた槙本被告は、被告人質問で、被害男性とは、「起訴されている別の女から『お金を預ければ毎月1割ずつ増やしてくれる』と紹介され知り合った」と説明しました。

一方、今泉被告と、逃走中の男については、「インターネットで検索し、『詐欺にあった人の味方をしてお金を取り返してくれる人』と認識していた」と話しました。

現場となった事務所からは、「ほかの被告に『私恐いから帰ります』と伝え、先に立ち去った」と述べました。

次の裁判は今月28日に開かれます。

あすは別の女の初公判も開かれます。

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