体に沁み渡る滋味。経験の粋がコースとして結実した札幌中国料理

札幌市中央区、西15丁目通りから一本入った場所に佇む中国料理店。
中に入ると、すっきりと空間が整えられ、落ち着く店内が広がります。

オーナーシェフの本田卓也さんは、札幌や東京のホテルで中国料理の経験を積んだのち、光塩学園調理製菓専門学校で中国料理教授として22年間教えてきました。その後、これまでの経験や指導者としての知識を活かすため、’22年4月にこちらをオープン。
専門学校の教え子たちも多くお店に訪れているそう。サービスは奥様の理恵さん。

今月のひと皿「海老の水晶炒め 塩漬け肉のフライ添え」

今月のひと皿は「海老の水晶炒め 塩漬け肉のフライ添え」。「海老の水晶炒め」は広東料理では名物のひとつです。
水晶のように透明感があり美しくカットされたエビ、光塩学園調理製菓専門学校の先生方手作りのベーコン、そしておこげの香ばしくてパリッとした食感が楽しいひと品。
こちらはコースの中のひと品。おまかせコースは8,800円からで、その日の仕入れによってメニューが変わります。

しみじみと身体に浸透していく「滋養強壮のスープ」

滋味深く丁寧に仕事を施した料理は、体を労わる旬の食材を使用。
「滋養強壮のスープ」は、レンコン、ハスの実、イチジク、2時間蒸した豚すね肉が入り、しみじみと身体に浸透していくようです。良い睡眠を促すといわれる食材を、秋の夜長にどうぞ。

料理の過程を楽しめるカウンター席で、シェフに食材についてあれこれ教えてもらうのも楽しいです。個室もあるので、様々なシーンで訪れたいお店です。

手をかけた料理を味わってもらうため、あえておまかせコースのみ。広東料理がメインですが、時折、四川風の料理も登場。緩急をつけたコース仕立てになっているので最後まで楽しめます。

美味しく、身体の中から元気をくれる料理を、ぜひゆっくりと味わってみてください。

中國料理 卓味
住所:札幌市中央区大通西15丁目3-12
営業時間:午後5時30分~午後10時(L.O.午後8時)
定休日:水曜、第2・第4木曜
電話:011-699-5693

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