来年5月のG7広島サミットに向け、広島県の湯崎知事らは、岸田総理に各国首脳への贈呈品や食事など「広島流おもてなし」を提案するなど、準備が進んでいます。
2022年5月に来日したバイデン大統領にふるまわれた、広島のブランド牛の「神石牛」に、2016年のG7伊勢志摩サミットで、各国代表団やプレス関係者の記念品となった熊野筆も。
5日、広島県の湯崎知事や広島市の松井市長らが岸田総理を訪問し、サミットへ向け広島県内の食材や工芸品など約1300点のリストを提出しました。
呉市に本店を置くセーラー万年筆はことしで創業111年。世界で愛用される万年筆に平和の象徴「鶴」をデザインしたものを贈呈品に提案しました。
ほかにもモミジや宮島の鳥居など、広島らしさをデザインすることも検討しているということです。
セーラー万年筆
「広島や呉で培った技術を世界の首脳に使ってもらって、日本のアピールにつながれば!」
ただ、岸田総理にはいろいろな都合があるようで…。
広島県・湯崎知事
「(岸田総理は)県産品などはもちろん地元をしっかりと使いたいけれども、一方でいろいろな全国からも要望があるので。」
岸田総理は全国からの要望も聞きながら検討を進めていく考えということです。