「韓国人や中国人は日本人とはルーツが違う」大道芸W杯プロデューサーが外国人差別ともとれる発言

静岡市で11月開催される大道芸ワールドカップのプロデューサーがスタッフ向けの講習会で外国人への差別ともとれる発言をしていたことがわかりました。

大道芸ワールドカップは、世界中の大道芸人やアーティストが静岡に一堂に会し、一流のパフォーマンスを披露するイベントです。

関係者によりますと、9月17日に開かれたスタッフ向けの講習会で奥野晃士プロデューサーが、今年は新型コロナの影響で外国人の参加を見送ったことを踏まえて、「日本人パフォーマーによる日本人らしい祭典を目指す」と題して講演をしました。

その際に「韓国人や中国人は日本人とはルーツが違う」などと発言。当日配られた資料には、日本人の血筋や精神性について触れているほか、中国のことわざを引用して「中国人は一人だと龍だが、二人だと虫になる」と記載されています。

奥野プロデューサーはSBSの取材に「自分の不徳の致すところで大変申し訳ない」と話しました。実行委員会は奥野プロデューサーの処遇について検討しています。

奥野プロデューサーが作成した講習会の資料

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