綾野剛 勝負曲は「紅」の、絶対に歌がうまくならいといけないヤクザに 和山やま原作「カラオケ行こ!」

綾野剛が、マンガ大賞2021の第3位など多くのマンガ賞にランクインし、累計50万部を突破した和山やまの同名コミックの映画化作「カラオケ行こ!」で、主演のヤクザ・成田狂児役を演じることが発表された。また、中学生・岡聡実役をオーディションで選ばれた齋藤潤が務めることも決まった。

綾野剛が演じるのは、絶対に歌がうまくならないといけない主演のヤクザ・狂児役。「中学生に歌の指導を頼むヤクザ」というこれまでにない一風変わった役柄に挑む。そして物語のカギを握る真面目だが毒舌、変声期に悩む合唱部部長の中学生・聡実役を務めるのは、オーディションを勝ち抜き選ばれた齋藤潤。今はハイレベルなレッスンを受けながら役作りの真っ最中だという。11月から撮影がスタートし、2023年の公開を目指している。

「カラオケ行こ!」は、合唱部部長とヤクザの物語。合唱部部長の中学生・岡聡実(おかさとみ)は、ヤクザの成田狂児(なりたきょうじ)からカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。聡実は、嫌々ながらも狂児に歌唱指導をするのだが、いつしかふたりの間には奇妙な友情が芽生えていく。監督は、「リンダ リンダ リンダ」などの山下敦弘。ドラマ「アンナチュラル」などの野木亜紀子が脚本を務めている。

綾野剛らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

■綾野剛
お話を頂いた時は、とても嬉しかったです。大好きな作品、魅力的な狂児を体感できる喜び、なにより和山やまさんの世界を、山下敦弘監督、野木亜紀子さん、信頼するチーム、スタッフ、そして聡実くん役として出会った齋藤潤くんと一緒に創作できるという色々様々な喜びが渋滞してます。映画を通して『カラオケ行こ!』の新しい魅力をさらに見つける事ができたらと、原作に敬意を抱きながら、映画としての表現を最後まで諦めず、皆さんにとって魅力的な作品になるよう努めて参ります。よろしくお願いします。

■齋藤潤
初めまして。この度、『カラオケ行こ!』で岡聡実を演じさせていただくことになりました。齋藤潤、15歳です。オーディションに合格した時は正直本当に信じられなくて、今は本当に嬉しいです。最終オーディションで初めて綾野さんにお会いしたのですが、本当にかっこいい方です。これからも頼らせていただきたいと思います!変声期という悩みを抱えている聡実くんですが、狂児さんとの出会いややり取りを通じて少しずつ気持ちが変わっていく…そんな変化をスクリーンから伝えられるような聡実くんを目指したいと思います。

■山下敦弘監督
綾野くんとは何度か面識はあるが、一緒に映画を作るのは初めて。ストイックな印象のある綾野くんが、どんな”狂児”をイメージし、撮影までに仕上げてくるのか?監督として、楽しみでしょうがない。
オーディションで選ばれた齋藤潤くんも、もちろん一緒に映画を作るのは初めて。様々なハードルがある”聡実”という役を演じるのはかなり大変だとは思うが、良い意味でまだ未完成な齋藤くんが、綾野くんの演じる”狂児”をどう感じて、どんな影響を受け、”聡実”を演じきるのか?たぶん、この映画の肝はそこにかかっていると思う。

■原作・和山やま
綾野さんに狂児を演じてもらえるのはとても光栄に思います。どの役も魂を込めて演じられているお芝居に心を打たれていたので、狂児という役を安心してお任せできると思いました。
齋藤さんを拝見したときは、なんてバランスのいい方なんだ…と驚きました。きっとどんな役もこなしていかれる役者さんだと思い、そんな齋藤さんの聡実くんはスクリーンでどう輝くのでしょう。
映画化がますます楽しみになりました。

【作品情報】
カラオケ行こ!
2023年公開予定
配給:KADOKAWA
©2023「カラオケ行こ!」製作委員会

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