「小田原おでん祭り」4年ぶり城址公園に復活 変わり種や新作の種も

さまざまなおでん種を楽しめる小田原おでん祭り(過去の開催から)

 ご当地グルメ「小田原おでん」が堪能できる「小田原おでん祭り」が8、9日に小田原城址公園二の丸広場(神奈川県小田原市城内)で行われる。台風や新型コロナウイルス禍のため4年ぶりの開催となる。

 小田原おでんは地元の老舗かまぼこ店などで作られた練り物を中心に、曽我の梅林で取れた梅で作った梅みそを付けて味わう。おでんを新たな小田原の名産にしようと、市内の水産加工業者などが2003年に「小田原おでん会」を発足し、PRで開催されたおでん祭りも今回で20年目を迎える。

 今年は市内8店舗が出店。ダイコンやはんぺんなどの定番のほか、変わり種や新作のおでん種も味わうことができる。新作は会場内で人気投票も行われる。

 おでん会の土屋敬蔵会長は「長らくコロナ禍で中止を余儀なくされた。新たなスタートを切って小田原おでんを盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

 午前10時から午後4時まで。雨天開催、荒天中止。入場無料。

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