きょう7日(金)は前線や低気圧に伴うまとまった雨雲が日本列島を通過している。気温が低く、各地で冷たい雨となっているが、午後も広い範囲で雨が続きそうだ。東日本や西日本の太平洋側を中心に激しい雨や雷雨になる所があり、風も強まる見込み。
また、あす8日(土)からの三連休は天気が変わりやすく、後半ほど広く雨となりそうだ。
冷たい雨 関東は帰宅時間に雨・風のピーク
午前11時現在、九州から東北南部を中心にまとまった雨雲がかかっている。これは前線や低気圧に伴うもので、全国的に大気の状態が不安定になっている。
雨雲は東へと進んでいるため、西から雨は止んでくるが、東日本ではこれから雨が強まってくる見込み。東海は昼過ぎから、関東は夕方以降が雨のピークで、激しく降る所もありそうだ。また、風も強まるため、強風や高波にも注意が必要となる。
冷たい雨 12月並みの寒さも
気温は全国的にこの時季としては低く、冷たい雨となっている。天気が回復してくる西日本では、このあと20℃を超える所が多いが、東日本や東北ではほぼ横ばいで推移する見込み。関東はきのうの日中は12℃から13℃くらいで12月並みとなったが、きょうも同じくらいの寒さが続きそうだ。風が強まるぶん、より寒く感じられるため、寒さ対策が必要となる。
三連休の天気は日替わり
三連休初日のあす8日(土)は午前中は山陰や北陸など一部、雨の降る所があるが、その他は天気が回復し、晴れ間の戻る所が多くなりそうだ。9日(日)も午前中は晴れる所が多いものの、西日本や東日本では早くも天気は下り坂に向かう見通し。夜から10日(祝・月)にかけては、前線が通過するため、広い範囲で雨となりそうだ。
日中の気温はだいたい平年並みに戻る所が多く、季節外れの寒さは収まる見込み。
(気象予報士・多胡安那)