〝馬場VS猪木〟描いた「グラップラー刃牙外伝」 猪木さんを悼み緊急無料配信

元プロレスラー、元参院議員で1日に79歳で死去したアントニオ猪木さんを偲び、オマージュを捧げたキャラクター「猪狩完至」の活躍を描いた「グラップラー刃牙外伝」全200ページ分が6日、秋田書店の漫画アプリ・マンガクロス上で無料配信された。

同作は1999年に刊行され、プロレス界の二大巨頭、マウント斗羽とアントニオ猪狩(猪狩寛至)が長年の決着をつけるため、東京ドームで激闘を繰り広げる。当時はジャイアント馬場さんが逝去、アントニオ猪木が現役を引退し、現実での直接対決がかなわない状況となったファンの夢を、漫画で追いかけた。

作者の板垣恵介氏は「予兆があったとはいえ、やはり急すぎる訃報だった。20年以上も以前(まえ)の作品だけど、新たな追悼作品完成までの今暫く、宜しければお楽しみください」と談話を発表。週刊少年チャンピオン編集部は「日本の格闘技マンガはアントニオ猪木さんからとてつもなく大きな贈り物をいただいてまいりました。作品に描かれた戦う者の豊かな物語は、そのほとんどを猪木さんに源流を持っております。アントニオ猪木さん、本当にありがとうございました。感謝の心をこめて、板垣恵介先生がプロレスの夢を渾身の力で描かれた『グラップラー刃牙外伝 猪狩vs斗羽』を今あらためて読者に届けたいと思います。ご冥福をお祈りします」とコメントを寄せた。

板垣恵介「グラップラー刃牙 外伝」より
板垣恵介「グラップラー刃牙 外伝」より

(よろず~ニュース編集部)

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