丸山隆平「幸福さと恐怖が同時にあります」大ファン・⾚堀雅秋との初タッグ舞台が開幕

10月7日、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて行われた、舞台「パラダイス」の取材会に、主演の丸山隆平さん(関ジャニ∞)、作・演出を務める赤堀雅秋さんが登壇しました。

左から)赤堀雅秋、丸山隆平

本作は、 救いようのない詐欺グループの男たちの物語。オリンピックを目前に控え、華やかなムードに包まれた東京を舞台に、社会の底辺で蠢(うごめ)く男たちが刹那的な幸福を求め、破滅を予期しながらも走り続ける様を描きます。

2年越し、念願叶っての上演に喜び

本日、東京で初日を迎えた本作について、意気込みを聞かれた丸山さんは「会場が変わると印象も変わったりするので、ワクワクした気持ちと、お客さんからどのような反応がくるのかが楽しみな気持ちでいっぱいです」とコメント。

「不安な部分は?」と聞かれると、「不安なヤツが舞台に立っていたらやばいですもんね」と笑い、「毎回、来ていただくお客さまに、疾走感をもってお届けできたらなと思います」と意気込みました。

丸山隆平

丸山さんが以前から大ファンだという赤堀さんと、本作で初タッグが実現。

丸山さんは「もともとは映像で見て、そこから演劇も何本から見させていただいて、『好きやな〜』と思っていたら、そのことを雑誌で言っていたのを見つけてくださったみたいで、言っておくものだなと単純にうれしいです」と話しました。

赤堀さん作品の魅力について聞かれると、「いろんな解釈の仕方、切り取り方があると思うんですけど、何よりこの世の中を生きる人たちに対して、今を実感していただけるような内容の舞台」「普遍的、日常的なものというのを改めて考え直せるようなところが、魅力だと思います」とアピール。

「本当だったら、一晩中語りたいんですけど、時間もあるので…」と続けた丸山さんの熱量に、赤堀さんは「ありがとうございます」と笑みを浮かべました。

赤堀雅秋

本作は、20年5月に上演予定でしたが、コロナ禍で中止に。今回、念願叶っての上演になりました。

2年越しの上演について、丸山さんは「待っていてくださっている観客の方と同じく、僕もうれしく思っております」と喜びました。

続いて、役どころについて聞かれた丸山さんは「僕としては普通の人間を演じるつもり。自分を通して別の人物としてやるというのは、結構楽しいので、皆さんにいろんな見方をしていただけたらと思います」とニッコリ。

「詐欺師のリーダーという役ですが、笑いをとりにいきたくなったりも?」と聞かれると「赤堀さんがそれでいけというなら全力でやります」と宣言。

すると、赤堀さんが「じゃあ一発ギャグをお願いします」とムチャ振り。丸山さんが応えようとすると「嘘です」と間髪入れずに止め、丸山さんはそのスピードに「早っ」と笑いました。

本作について「喜劇と悲劇というのは表裏一体なので、客席の中で笑う人もいれば、泣く人もいていいという思いで作っている」と語った赤堀さん。

「丸山さんの演技は?」と聞かれると「素敵な俳優だなと思います。お芝居に取り組む姿勢だったり、感性だったりが、とても素晴らしいと思いますし、引っ張っていってくれているなという実感は大阪公演のときからあります」とコメントしました。

赤堀さんのコメントを受けて、改めて初タッグの感想を聞かれると、丸山さんは「見ていて好きというのと、好きな作品の世界観に飛び込むというのは、幸福さと作り上げていくものを壊してしまうかもしれない恐怖というものが同時にあります」と明かしました。

最後に「メンバーの皆さんの観劇予定は?」と聞かれると、丸山さんは「全く聞いてないですし、聞かないようにしています」とコメント。

「スケジュールもありますし、『来てくれよ』なんて言うと、プレッシャーになちゃうので」と話すも、「でも、毎回来てくれているので、期待はしてます」と笑顔を見せました。

<ストーリー>

オリンピックを⽬前に控え、浮かれた空気に包まれている東京。表層的には豊かに⾒えるこの街で、虚無感を抱え、底辺で蠢く⼈間たちの不⽑な戦いと裏切り、つかの間の栄枯盛衰の物語。

巷に蔓延る⾼齢者を狙った詐欺グループのリーダー・梶浩一は、ある⽇、ヤクザの辺見豪に呼び出され、組織拡⼤という無理難題をふっかけられる。断ることもできず、腹⼼の真壁らと⾔われるがまま⼿を広げていく梶。 被害にあい、ズタボロにされていく⽼⼈たち、その家族を尻⽬に、梶らは⼀時隆盛を極めるが、やがて暗雲が⽴ち込め…。

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