第20回統一地方選挙について、総務省が2023年4月9日と4月23日を投票日とする日程案を明らかにし、自民党などが了承しました。
現在開会中の臨時国会に提出し、可決後に正式に決定される見通しとなりました。
決戦日が決まれば、残り半年を切った統一地方選挙に向けて立候補の動きが本格化していくことになります。
投票日は4月9日と4月23日!
統一地方選挙では道府県や区市町村の首長と議員の選挙が一斉に実施され、「前半戦」と「後半戦」に分かれます。
今回、投票日が来年4月9日となる「前半戦」では、道府県知事選挙、政令指定都市の市長選挙、道府県議会議員選挙、政令指定都市の議会議員選挙を行います。
4月23日投開票の「後半戦」では、政令指定都市以外の市長・区長、議会議員選挙、町村長・議会議員選挙を行います。
選挙ごとにスタート日が違います
選挙ごとに、投票(期日前含む)や街頭演説などの選挙活動ができる期間の開始する「告示日」が異なりますので、ご注意ください。
来年の3月1日から5月31日に任期が終わる首長や議員が対象となり、特定の人や地域などに絞って適用する「特例法」で定められています。
ぜひ1票を投じに!
統一地方選挙は、戦後に作られた新しい政治・地方自治制度に基づいて75年前にスタートし、今回で20回目の節目を迎えます。
投票日を「統一」、つまり一斉に行うことで有権者の投票への関心を向上させることなどを狙いとしていましたが、投票率は年々下がっています。
統一地方選挙が始まった第1回目の投票率は、最も高い都道府県議会議員選挙が81.65%で、知事選挙・市区町村長と議会議員選挙の4種類の平均は76.84%でした。ですが、前回の2019年4月には最も高い市区町村長選挙で48.52%、4種類平均では46.36%と、過去最低に落ち込んでいます
次の統一地方選挙はコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などによる物価高騰対策や、気候変動による災害対策など、皆さんの生活に身近な問題で論戦が交わされることが考えられます。
貴重な一票を託す先を決められるような情報発信をしていきますので、ぜひご注目ください。