厚木市は7日、市内の医療機関で、保管方法を誤った新型コロナウイルスのファイザー社製オミクロン株対応ワクチンを11人に誤って接種した、と発表した。これまでに体調変化は見られないとしている。
市によると、本来は冷蔵保管すべき同ワクチンを、同医療機関が従来株ワクチンと同じと誤認して冷凍保管しており、1、3、4日の計3日間で計11人にこのワクチンを接種した。4日に誤りに気付き市に連絡。保管方法を誤った162人分のワクチンは廃棄した。
市は同医療機関に対象者の健康観察を依頼しており、同医療機関は希望者に対して抗体検査を実施する。
再発防止のため、市は市医師会を通じて市内の他の医療機関にもワクチンの取り扱い方法と保管状況の確認を呼び掛けた。