2021年7月の熱海土石流災害以降、注目されている産業廃棄物の不法投棄を未然に防止するため、静岡県内では10月7日、産業廃棄物を運ぶ車両の路上調査が行われました。
<調査の様子>
「これって受託されてます?それとも自社のゴミ?」
この調査は産業廃棄物の不法投棄を防ごうと全国的に実施されています。静岡県浜松市では約2時間にわたり路上調査を行い、7台の車両に声を掛け、うち1台が産業廃棄物を運ぶための許可証の期限が切れていたため、警告しました。
<浜松市産業廃棄物対策課 中里滋紀課長補佐>
「緑恵台の土砂崩れにでも産業廃棄物の関与が報道されています。関係する事業者は認識をまた改めて適正な真摯な産業廃棄物の取り扱いに配慮いただければ」
台風15号の際に発生した浜松市天竜区緑恵台の土砂崩れでは、産業廃棄物を含む盛り土の崩落が問題視されていて、県内の自治体も産業廃棄物の処理への警戒を強めています。