ANA、水際措置緩和と「全国旅行支援」で予約大幅増 海外発国際線は約5倍

ANAホールディングスは、水際措置の緩和と「全国旅行支援」の開始を受けて、予約数が大幅に増えていることを明らかにした。

国際線では、9月24日から30日までにかけての12月と2023年1月搭乗分の1日あたりの予約数が、海外発が水際措置緩和の報道前の約5倍に拡大した。10月11日前後の1週間の海外発日本行きの予約数は、直前1週間と比較して約3割増えた。

国内線も、10月8日から10日にかけての3連休の旅客数は、前年の約2倍となり、10月10日は約14万人が利用し、コロナ禍で最多を更新する見通し。特に沖縄、九州、北海道が好調だという。

芝田浩二代表取締役社長は、「日本にとって大きな転機です。国際線は、水際規制がほぼ緩和され、予約が増えており、運航規模を復元してまいります。今後、入国の陰性証明免除がワクチン2回へさらに緩和され、日本と海外との往来が活性化し、日本経済に寄与することを期待しています。国内線は、この3連休も堅調で、10日はコロナ禍最高を更新する見込みです。全国旅行支援をみなさまが心待ちにされていました。多くの方々が全国各地に出かけられることを期待しています」と歓迎した。

政府による旅行需要喚起キャンペーン「全国旅行支援」の対象旅行商品は、10月11日からANA Xが「ANAトラベラーズ」で準備が整った行き先から販売を開始し、順次拡大していくという。

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