サッカーの中で特殊なシチュエーションであるセットプレー。フリーキックは特に個人の技術が出るポイントで、それでゴールを決められる選手は非常に重宝される。
今回は『Sportskeeda』から「史上最高のフリーキッカーTOP5」をご紹介する。
5位:ロナウジーニョ
ロナウジーニョほどサッカーの喜びを表現できた選手はいない。2度のFIFA最優秀選手に輝いた彼は21世紀で最も有名な選手の一人である。そのドリブルが最大の魅力であったが、もちろんフリーキックも素晴らしかった。
2002年のワールドカップではあの名手デイヴィッド・シーマンの頭上を抜くキックで大きな話題に。また飛んだ壁の下を抜くようなフリーキックも得意としており、多くのゴールを生み出していた。
4位:リオネル・メッシ
若い頃は決してフリーキックのスペシャリストではなかったメッシであるが、キャリアを重ねるに連れてその威力を劇的に高めてきた。現在は世界最高のフリーキッカーといえる存在である。
28日のジャマイカ戦で決め、さらにパリ・サンジェルマンに戻ってニース戦でも叩き込んだ。特別な特徴があるボールではないが、パワーとスピードとカーブの三拍子が揃ったキックを放つ。
なお、この5年で21本のフリーキックを決めており、これは世界最高の数字である。2位が13本のジェームズ・ウォード・プラウズだというのだから恐ろしい。
3位:ジーコ
Jリーグの神様ジーコは、フリーキックの技術に革命をもたらした選手の一人である。セットプレーのスペシャリストがいることだけで、試合には大きな違いがもたらされると証明した。
彼の特徴はかなり短い助走を取っていたこと。2~3の小さなステップと歩きだけで正確無比のシュートを放ち、ゴールキーパーのセービングを難しくさせていた。そしてまるでゴールの中に置くようにコントロールし、得点を決めた。
2位:デイヴィッド・ベッカム
サッカーの象徴的な選手であったデイヴィッド・ベッカム。魅力的なルックスに加えて、信じられないほどのプレーヤーでもあり、90年代から2000年代にかけてのマンチェスター・ユナイテッドで世界を席巻した。
視覚的にも魅力的なフリーキックの技術を持っており、鞭のように曲がりながらも素晴らしい威力を備えたボールが飛んでいく。2001年にワールドカップ出場を決めたギリシャ戦でのゴールはまさに伝説である。
1位:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
サッカーの歴史上最も優れたフリーキッカーを選ぶ時、ジュニーニョ・ペルナンブカーノをピックアップしない人はいないだろう。彼は今なお並び立つ者のいない選手だ。
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その代名詞は「無回転シュート」。普通は蹴った者にもわからないような不規則な軌道を描くボールでありながら、なぜかジュニーニョだけはそれをコントロールできた。ハーフウェーライン付近からでも狙えるパワーもあった。
リヨンでは100ゴールを決めているが、なんとそのうち44ゴールがフリーキックでのものである。