横浜のプロスポーツ「熱い」秋 コロナ禍・物価高で飲食店は活況期待 ベイスターズCS開幕 マリノスはV王手

横浜Mの旗を手に持つ川上さん=横浜市港北区

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は8日開幕し、横浜DeNAベイスターズは横浜スタジアム(横浜市中区)で阪神タイガースとのファーストステージに臨む。さらにサッカーJ1では3年ぶりのリーグ制覇に王手をかけている横浜F・マリノスも同日、日産スタジアム(同市港北区)にガンバ大阪を迎え撃つ。街の飲食業界は新型コロナウイルス禍と物価高のダブルパンチに見舞われているだけに、両スタジアム周辺の飲食店からは「スポーツの力で活況を」と期待する声で沸く。    

 日頃からベイスターズファンでにぎわう「大衆酒場亀松関内ベイスターズ通り店」は、試合開始2時間前の正午に店を開ける。  

 新型コロナの感染拡大で、「飲み離れ」が加速し、サラリーマン層を中心に客足が減った。物価高が追い打ちをかけるが、価格を据え置けるのは変わらずにひいきにしてくれる野球ファン、ベイファンのおかげだという。女将の柳あけみさんは「CSを勝ち進み、日本シリーズにも出場して、店の前を優勝パレードしてほしい」と願う。

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