フィリーズ逆転勝利 カージナルスの守護神ヘルズリーまさかの乱調

ワイルドカード・シリーズ第1戦【フィリーズ6-3カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

フィリーズ(東部地区3位・第6シード)は両軍無得点で迎えた7回裏に2点を先制されたが、9回表に一挙6点を奪って逆転に成功。11年ぶりとなるポストシーズンの舞台でカージナルス(中部地区1位・第3シード)に先勝した。フィリーズ3番手のデービッド・ロバートソンが勝利投手。カージナルスは4番手として登板した守護神ライアン・ヘルズリーが四死球を連発し、1回4失点の大乱調で敗戦投手となった。

11年ぶりのポストシーズン進出となったフィリーズと11年ぶりの世界一を目指すカージナルスの対戦は、フィリーズのザック・ウィーラー、カージナルスのホセ・キンタナと両軍の先発投手が好投し、7回表終了時点で0対0と緊迫した展開に。カージナルスが先に継投に入り、フィリーズも7回裏途中から継投に突入したが、フィリーズ2番手のホセ・アルバラードから代打のフアン・イェペスが2ランを放ち、カージナルスが均衡を破った。

2点リードのまま9回表を迎え、このままカージナルスの勝利かと思われたが、ヘルズリーがまさかの大乱調。9回表一死からヒットと連続四球で満塁のピンチを招くと、アレック・ボームに押し出し死球を与えて降板した。急遽登板した5番手のアンドレ・パランテはジーン・セグーラに逆転打を浴び、その後もフィリーズ打線の勢いを止められず。フィリーズが6対3で逆転勝利を収め、地区シリーズ進出に王手をかけた。

カージナルスはヤディアー・モリーナとアルバート・プホルスの2人が現役ラストイヤー。9回裏に1点を返して意地を見せたが、明日の試合に敗れると2人のキャリアが終わってしまう。

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