ロケットラボ、エレクトロンで環境監視衛星を打ち上げ。同社の年間最多打ち上げ記録を更新

【▲今回の「エレクトロン」ロケット打ち上げは2022年で8回目。ロケットラボの最多記録を更新(Credit: Rocket Lab Twitter)】

ロケットラボは日本時間2022年10月8日、同社の「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星は予定通りの軌道へ投入されたことが、同社のTwitterアカウントにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■エレクトロン(It Argos Up From Here)

打ち上げ日時:日本時間2022年10月8日2時9分【成功】
発射場:オネヌイ射場(ニュージーランド)
ペイロード:Argos-4 Advanced Data Collection(A-DCS)

【▲ミッションパッチ「It Argos Up From Here」(Credit: Rocket Lab)】

今回のミッション「It Argos Up From Here」は、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、アメリカ航空宇宙局(NASA)、アメリカ海洋大気庁(NOAA)によるアルゴスプログラム(※)による環境監視衛星「Argos-4」の打ち上げです。Argos-4は、既に軌道へ投入されているArgos衛星とネットワークを構築し、世界中の固定・移動送信機からの様々なデータを収集します。NOAAは収集された情報について、気象や気候、生態系などのモニタリングだけでなく、海上の保安、海洋汚染の監視、人道支援に役立てられるとしています。

※アルゴスは、環境の調査と保護に特化した世界規模の位置情報やデータの収集システム。

なお、今回は2022年で8回目のエレクトロンロケット打ち上げであり、ロケットラボは年間最多打ち上げの記録を更新したことになります。

関連:ロケットラボ、エレクトロンで日本の小型衛星打ち上げに成功

Source

  • Image Credit: ロケットラボ
  • ロケットラボ \- Rocket Lab to Launch 31st Mission, Deploying Environmental Monitoring Satellite for General Atomics
  • NOAA \- ARGOS-4 Launch

文/sorae編集部 速報班

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