川口駅前パン屋、シンガーソングライター小林拓真さんの撮影快諾 クラファン支援でMV完成、ネットで公開

新曲のMVを公開した川口市のシンガーソングライター小林拓真さん

 埼玉県川口市のシンガーソングライター小林拓真さん(34)は、『言葉』『家族という帰る場所』の2曲をリリース。動画投稿サイト「ユーチューブ」で、新曲のミュージックビデオ(MV)を公開している。    小林さんは「川口×音楽」を掲げ、地域密着シンガーソングライターとして活動。同作品は、今年5月~6月末で実施したクラウドファンディングの支援で実現した。

 『言葉』のMVは、川口市を代表するパン屋「デイジイ」の川口駅前店(同市本町)で撮影。小林さんから熱い思いを手紙に書いて伝えたところ、店側が快諾してくれたという。「デイジイのパンは、幼少期から食べ続けていたお店のひとつ。思いが伝わったことがうれしかった」と振り返る。

 発表した2曲には、コロナ禍など社会情勢が大きく変化する中で感じた、人とのつながりや投げかける言葉の重み、家族への感謝といった思いを託した。「今後も川口と音楽の融合で、まちおこしの一役を担っていきたい」と目を輝かせていた。

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