こんにちは。キャンプ歴40年のアウトドアライター「かおる」です。今回は「トイファクトリー」のイベントに参加するため珍しく山中湖でキャンプをしてきたので、キャンプ場のレポートをしたいと思います。今回のキャンプ場は、『sotosotodays(ソトソトデイズ) CAMPGROUNDS山中湖みさき(旧みさきキャンプ場)』。「ゆるキャン△」聖地としても知られるこの場所について詳しくレビューしていきます!
山梨県のキャンプ場「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」の概要
山梨県にあるキャンプ場「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」は、「山中湖」の北東に位置する岬状になっている場所で、両側が湖に面している珍しいキャンプ場です。
老朽化した「みさきキャンプ場」が、小田原にあるキャンプギア専門店「sotosotodays(ソトソトデイズ)」によって2021年12月にリニューアルされ、新たに「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」としてオープンしました。
岬にあるキャンプ場とは言ってもサイトは岬の根元だけで、先端に行く為には左右の岸を歩いて行くしかありません。しかも、先端ではキャンプ不可です。
アクセス
最寄駅は、富士山麓電気鉄道富士急行線「富士山駅」で、駅からバスで最寄りのバス停「みさき」までアクセスが可能。バス停からキャンプ場は3分ほどの距離です。
交通の便は非常に良いと言えますが、どこから来るのにも時間はかかります。車の乗り入れもできるオートキャンプサイトなので、個人的には車で行くのがおすすめです。
東富士五湖道路の山中湖ICから10分程と、車でのアクセスも非常に便利でした。
予約方法
公式ホームページからキャンプ場の予約ができます。
フリーサイト、区画サイト、区画電源サイト、ソロサイトと予約が別れているので、空きをあらかじめ見て予約しましょう。
「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」のサイト紹介
場内は岬にある管理棟を中心にサイトが配置されており、図上右側から、区画サイトおよび区画電源サイトと区切られています。
管理棟の上はソロ林間サイトになっていて、管理棟左側もフリーサイトになっています。
区画サイトは山中湖を一望できる湖畔側に多く配置されており、電源サイトは中央部に9箇所程設けてあります。
約80㎡、29区画のサイトがHPからの予約になりますが、サイト選びは先着順なので、眺望の良いサイトを確保したい方は早めにチェックインした方が幸せになれるでしょう。
サイト内は砂利+草で雨が降ってもドロドロにはなりませんが、火山性の砂利なので、雨が降るとペグが効きにくくなります。
岬なので風が吹くことも多いので、ペグダウンはしっかりと行いましょう。
「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」の設備をチェック!
ここからは、ソトソトデイズが運営する「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」の設備をご紹介していきます。
管理棟
リニューアルオープンしてまだ9ヶ月程なので、設備はどこも非常に綺麗で清潔です。
おしゃれな外観の管理棟の周りにはウッドチップが敷き詰められていて、柔らかな歩き心地。
管理棟内もウッディーな雰囲気で、薪や炭、氷はもちろん、調味料や様々なキャンプギアも販売されていました。
Snow Peak(スノーピーク)のテントやテーブル、チェアや寝袋などもレンタルでき、ギアを忘れた時はもちろん、手ぶらで来てもキャンプを楽しむことができる様になっているのは嬉しいですよね。
受付を覗くと壁には実写版「ゆるキャン△2」のポスターと女優さんのサインが……!
さすが聖地!さすがロケ地!
炊事場
管理棟の隣にある炊事場は、網や鉄板等、金属の洗い場とその他で分かれていて、さらにお湯が出る蛇口も完備!
冬キャンプや、油物の調理をした調理器具等を洗うのに助かります。
トイレ
リニューアル前はキャンプ場利用者以外も利用できる村営の公共トイレを使用していましたが、今回のリニューアルで管理棟の裏に宿泊者専用の施設ができました。
トイレは広々。まったく匂わず非常に綺麗なトイレでびっくりしました。
ウォシュレット完備で個室も広々。気持ちの良いトイレでした。
シャワールーム
シャワールームは男女別に用意されており、一人用の他に子供と一緒に利用できる広いタイプがあります。室内ヒーターが設置されているので、寒い冬場のキャンプでも暖かく利用できます。
しかも、宿泊者は24時間いつでも利用でき、使用料は無料。
これなら、水遊びした後や夜、朝シャワー等、何度も気兼ねなくシャワーを浴びることができてありがたいですね。
「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」の注意点
最後に、「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」の注意点について解説していきます。
サイト選びは早いもの勝ち
前述した通り、キャンプ場は予約制ですが、好きな場所を確保できるわけではありません。
サイトの位置は先着順になるので、どうしても設営したいロケーションがある方は13時のチェックインを意識した方が良いでしょう。
湖とは言えども標高は高い
山中湖は標高が約1000m程あります。
気温は100m標高が上がると0.6度下がりますので、下界とは6度は違うということ。
しかも湖面が近いので、気化熱によって夏でも思った以上に涼しく、「30度を越えることは少ない」ということでした。
冬の場合、家を出た時の気温がたとえ5度でもキャンプ場に着いた頃には気温がマイナスになっている!なんてこともありますので、防寒対策をしっかりしましょう。
岬と言う地形は風が通る
明け方、鏡の様になった湖面に霧がかかり、カヤックを滑らせて行くと本当に気持ちが良いものです。
これぞ湖畔キャンプの醍醐味。
しかし、湖畔は日が昇ってくると風が吹くことが多く、特に岬状になっている「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」は風が抜けて行きます。ですので、風対策は必要でしょう。
地面は硬めでしっかりとペグが効きますが、砂利分が多く、雨が降ると緩んでくることも。テントやタープのペグダウンはいつもよりしっかりと行って下さい。
また風が強いため、ゴミや軽いものが飛んでしまうこともあります。右も左も湖畔なので、飛ばしてしまうと湖に落ちてしまいます。必ず飛ばないように対策してください。
キャンプギア専門店が運営する歴史あるキャンプ場「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」に今後も目が離せない!
50年の歴史がある老舗のキャンプ場「みさきキャンプ場」は、親の代から息子さんに代替わりし、キャンプブーム、そして「ゆるキャン△」のロケ地になったことで、訪れるキャンパーが激増しました。
それまでの運営形態では回らなくなってしまったことと、施設の老朽化もあり、キャンプギア専門店「sotosotodays(ソトソトデイズ)」に運営を引き継ぎ実現したのが、「sotosotodays CAMPGROUNDS山中湖みさき」のリニューアルオープンだったそうです。
現在、管理棟では手ぶらで来てもキャンプができるギアのレンタル、湖のアクティビティとしてSUPのレンタル、厳選されたキャンプギアの販売など、様々なサービスを展開しています。
「ソトアソビのプロ、それが私たちsotosotodaysです。」
そんなsotosotodays(ソトソトデイズ)が運営するキャンプ場。その強みを生かし、どの様に魅力的な「ソトアソビ」を提案してくれるのか、今後の展開が非常に楽しみなキャンプ場でした。