朝ドラ『ちむどんどん』智役・前田公輝 朝ドラ出演の反響を実感

連続テレビ小説「ちむどんどん」出演で注目になった俳優の前田公輝が8日、都内で2nd写真集『ちゅらたび』(ワニブックス)の発売記念イベントを開催した。

約2年ぶりの写真集の発売になったが「こんな短期間で出させていただけることに喜びを感じています」と喜んだ。撮影は『ちむどんどん』の舞台となった沖縄で行われたそうで「天候に恵まれましたね。プライベート旅がテーマなんですが、自分が家で鏡で見るような表情がふんだんに詰まっています。オンとオフが見えて、いろんな感情になる写真集になっています」と紹介した。

お気に入りのカットについては「ドラマをやってから食がどんどん好きになって、やっていた役のときに沖縄の食材の魅力を感じるようになったんですよ。もともと沖縄料理が好きだったので、今回はアグー豚をしゃぶしゃぶしている姿を撮ったんです。プライベートでも食事の時は袖をまくるのですが、これはカメラを忘れた瞬間でもあって、おいしい表情が切り抜かれています。自分を発見できるオフ感が見れる1枚になりました」と笑顔を見せた。

「ちむどんどん」では、ヒロインの暢子(黒島結菜)にふられ、最終的には暢子の妹の歌子(上白石萌歌)と結婚することになった。そのときの心境について聞かれると「歌子も暢子もまったく魅力が違いますし、好きになった人がたまたま姉妹だったのだと思います。歌子が小さいころに、智が歌子に手作りの金メダルを渡していたことや、歌子が苦しかったときに救いのある前向きになるような発言を智はしていたんですよ。そういうこともあったので、歌子が好きになってくれたんだと思うんですよ。智自身もそうだったんだと思います。傷心で暢子にふられて歌子がほしい言葉をかけてくれたからこそ自分も前向きになれました。そういう転機になるときに、言葉の温かみで歌子に対する想いが変わっていったんだと思います」と振り返った。

朝ドラ出演後の反響について聞かれた前田は「朝ドラをやりつつほかの作品もやらしていただきましたけど、別の現場で『智にぃにぃ』とか言われました。初めましてなのに、皆さんが知って下さっている状況が朝ドラの影響力を感じました」と明かした。続けて「沖縄に行ったときもCAの方に話しかけられたり、お手紙をくださったり、料理店の店主の方がサービスをしてくださったりとか。朝ドラの影響力は日々感じますね。それぐらい大きな役をいただいたということに感謝しています。それ以上に自分が進化していかないと。智役を超えるような自分になることが次の目標です」とコメントした。

今後については「役を通してどれだけのメッセージが伝わるかが大事だと思います。それ以上に自分の言葉でどれだけ発信できるかが大切だと思います。日々の言葉を大切や人格を磨くことを目標にできたらいいですね。コミュニケーション能力のアップを目標にしています。どんどん新しい自分を出せたらいいなと思っています」と語った。

最後に前田は「僕自身が髪型とか服装で印象が変わるんだと思いまして、それが自分の魅力だと感じて芸能生活を励まさせていただいています。今回の写真集で如術に現れたんじゃないかということもあって、写真も服装も天候もすべて恵まれて、いろんなエネルギーを感じてもらえる写真集になったと思うので、ぜひお手に取って楽しんでもらえたらうれしいです」とアピールした。

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