ファンを泣かせたSnow Man・目黒蓮の演技

Snow Manの目黒蓮が圧倒的な演技で魅了した。川口春奈主演で、目黒が出演するフジテレビ系ドラマ「silent」が10月6日にスタートした。初回視聴率は6・4%とそれほど高い数字ではないが、ネット上での反応は抜群。このドラマをきっかけに“平成の視聴率男”と言われた木村拓哉の後継者と言われる可能性すら出てきた。

ドラマは主人公の青羽紬(川口)が、かつて本気で愛した恋人である佐倉想(目黒)と再会し、現実と向き合いながら共に乗り越えていくラブストーリーだ。

初回の放送では高校時代に仲良くなった2人が、大学進学のタイミングで離ればなれに。その間に想から一方的な別れを切り出されてしまった。理由が分からない紬だが、駅で偶然、想を見かけたことから、2人が再開。ただ、想は若年発症型両側性感音難聴を患い、聴力をほとんど失っていた。ラストでは想役を演じる目黒が、悲痛な表情を浮かべながら手話で「もう、話せないんだよ」と切実な思いを語った。

放送終了後には「目黒の手話が切なすぎる」「目黒君の苦しいほどの気持ちが伝わって泣いた」「2人の演技に目が離せなかった」と絶賛の嵐。ある制作会社関係者は「視聴率こそあまり振るわなかったかもしれませんが、ネット上ではかなりの高評価でした。もしかすると今後、視聴率が伸びていく作品になるかもしれない」と話す。

Snow Manの中でも“ビジュアル系”と言われる目黒。ある芸能関係者は「目黒は滝沢秀明副社長の希望でSnow Manに加入しましたが、映画公開された『滝沢歌舞伎 ZERO The Movie』で見せた演技をきっかけに、俳優路線で売っていくと決まったと言われています。その翌年には木村主演の『教場Ⅱ』にも出演しましたが、そこで木村イズムが注入されたともいわれていますし、ジャニーズ内での目黒への役者としての期待は高いです」。

このドラマで大きな爪痕を残せるか注目される。

© 株式会社ジェイプレス社