九州高校野球県大会 10日決勝 2校に出場権 長崎日大/1年生の西尾が好投 海星/“夏春連続”甲子園へ

【準決勝、大崎―長崎日大】7回4安打1失点と好投した長崎日大の1年生西尾(写真左)、【準決勝、海星―鎮西学院】6回表海星2死三塁、岩永が右前適時打を放つ=県営ビッグNスタジアム

 第151回九州地区高校野球県大会第9日は8日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで準決勝が行われ、長崎日大と海星が決勝に進んだ。両校は春の選抜大会(甲子園)への重要資料となる九州大会(22~28日・沖縄)の出場権を得た。春季を含めて、長崎日大は3季連続26度目、海星は2季ぶり44度目の九州大会。
 長崎日大は大崎に5-1で競り勝った。1-1の八回に四球と敵失で無死一、三塁とすると、豊田の左前適時打で勝ち越し。なおも好機で加藤の左越え2点三塁打、栗山の中前適時打で突き放した。投げては西尾が7回4安打1失点と好投し、八、九回は廣田が無安打で反撃を許さなかった。
 海星は鎮西学院に4-1で快勝した。0-0の六回に田川の左翼線二塁打を足掛かりに池田、岩永、峯の連打で3点を先行。1点を返された後の八回無死二、三塁から峯のスクイズで1点を加えた。先発の左腕吉田翔は7回3安打1失点。2番手平石を含め、六回以外は三塁を踏ませなかった。
 最終日は10日、ビッグNで大崎-鎮西学院の3位決定戦(10時)と長崎日大-海星の決勝(13時)を実施する。


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