気象庁は、和歌山県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
和歌山県 新宮市南部付近 約110ミリ(午後2時50分)
新宮市南部付近 約110ミリ(午後4時00分)
那智勝浦町付近 約110ミリ(午後3時30分)
和歌山県には暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっており、雨雲の発達している所がある。あす(月)明け方にかけても、前線や低気圧に向かって湿った空気が流れ込むため、局地的に非常に激しい雨の降る所がある見込み。急な強い雨や、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
■記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。