松岡昌宏、二宮和也、亀梨和也主演ドラマが「MIPCOM Buyers’ Award for Japanese Drama」にノミネート

2022年10月17日~20日、世界最大級のTVコンテンツ国際取引マーケット「MIPCOMカンヌ2022」が開催される。MIPCOMとは、テレビ番組を中心に映像コンテンツを扱うプロが集う世界最大級のエンターテインメントコンテンツ国際見本市。主催はRXフランス(本社・パリ)で、会場はフランス・カンヌ市中心部。

世界各国の国際プロデューサーやバイヤー、コミッショナー、クリエイターら1万人以上が集結するグローバルなイベントだ。日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、読売テレビ、関西テレビなど、コロナ禍で出展を控えていた日本の主要テレビ局各社が再びブーススペースを確保する予定だという。

 連日にわたり日本のイベントが計画されており、ドラマ関連では、長澤まさみ主演の連続ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ制作)第1話が世界初上映、連続スリラードラマ『THE HEAD』シーズン2(Huluジャパン)のトークセッションに福士蒼汰が登壇することも注目されている。

また、10月17日(月)には、「MIPCOM Buyers’ Award for Japanese Drama」の授賞式が行われる。これは、日本の放送コンテンツの海外展開を推進する組織、国際ドラマフェスティバルin TOKYOとMIPCOMの連携事業のひとつとして実施され、今年13回目を迎える。

家政婦のミタゾノ、マイファミリー、正体の3作品がノミネート

 今年のノミネート作品はテレビ各局1作品ずつで9作品。ジャニーズ主演作は『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日)、『マイファミリー』(TBSテレビ)、『連続ドラマW 正体』(WOWOW)の3作品がそろった。

 TOKIOの松岡昌宏がユニークな女装姿でプロ級の家政婦に扮し、派遣された家庭の問題をあぶり出し壊して再生へと導く痛快なコメディ&ヒューマンドラマ『家政夫のミタゾノ』、新時代をリードするゲーム会社のCEOで成功者の二宮和也(嵐)が、誘拐事件を軸にそれぞれが家族や友情、大切なものを取り戻していく、真犯人考察も話題になったファミリーエンターテイメント『マイファミリー』、脱獄死刑囚として、姿形を変えながら自らの容疑を晴らすために奔走しながら潜伏先で出会う人を救っていく亀梨和也(KAT-TUN)の幅広い演技力が光る傑作サスペンス『連続ドラマW 正体』。どれも海外展開が望める素晴らしい作品だ。

2021年は、『連続ドラマW 華麗なる一族』(WOWOW)がグランプリ、『イチケイのカラス』(フジテレビ)が奨励賞を受賞した。海外バイヤーが事前に視聴し審査するが、海外展開の可能性があるか、バイヤーとして買いたい、自社マーケットで紹介したいかといったことが審査のカギとなったようだ。今年はどの作品がグランプリ、奨励賞に選ばれるか、授賞式の発表が楽しみだ。

(ライター/佐藤ジェニー)

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