「特別市」の必要性やメリットとは 法制化目指す川崎市が出前説明会 田村淳さんらの動画も

川崎市役所

 政令市が道府県から独立し、権限や税源の移譲を目指す「特別市」構想を巡り、川崎市は、市民向けの出前説明会を開始する。希望する団体やサークルなどを募集している。

 説明会では、特別市移行の必要性やメリットなどについて、福田紀彦市長とタレント田村淳さんが説明する動画を上映。市担当者が新たに作製したパンフレットを活用して詳しく説明し、質疑応答や意見交換する。最大1時間程度を見込んでいる。

 特別市構想を巡っては、横浜、川崎、相模原の3政令市が県と意見交換し、法制化を目指している。市担当者は「市民が考えるきっかけにしてもらい、機運を醸成していきたい」と話している。

 申し込みは、専用フォームかメール、ファクスで。少人数でも相談に応じる。問い合わせは、市都市政策部地方分権・特別自治市推進担当電話044(200)0057。

© 株式会社神奈川新聞社