【島根県のアンテナショップ】人気商品ランキングはコレだ!脂ののったのどぐろのとろけるうまさ!

東京の有楽町や銀座は、日本全国のアンテナショップが集まる一大密集地なのですが、そんな東京で買える、ローカル色豊かな各都道府県の人気商品・お土産をランキング! 第7回目は、「日比谷しまね館」を取材。島根県の人気商品・お土産を実食ルポで紹介します。

ベスト1 島根県の人気商品・お土産「赤てん」

日比谷シャンテの地下1階にある「日比谷しまね館」には、1,000種類を超える島根の名産品やお土産が大集合! しかも、白木を生かした洗練された店内レイアウトで、おしゃれな雑貨屋さんのような雰囲気。東京にあるアンテナショップの中でも群を抜くスタイリッシュさ!

そんな洗練された雰囲気とは裏腹に!? 第1位に輝いた人気商品・お土産は「赤てん」718円(5枚入り・税込)。スパムを思わせるような肉々しい赤みにローカル色がプンプンと漂いますが、月間200~250個ほど売れる大ヒット商品。

「赤てん」は、島根県浜田市の名物で、地元で知らない人はいないほどのソウルフード。魚のすり身に赤唐辛子を練り込んだもので、さつま揚げのような一品。表面はうす~くパン粉でコーティングされています。

魚肉を超える、獣肉を思わせる赤みはインパクト絶大なり! 弾力があり、肉々しく、少し間をおいてやってくる辛みがクセになります。1枚で十分と思わせるボリューム感があり、トースターなどで5分ほど温めるとおいしさが倍増! マヨネーズなどをトッピングするのもアリですよ。

ベスト2 島根県の人気商品・お土産「のどぐろネタパック」

「全国ご当地どんぶり選手権」で、2019年・2020年と2連覇を達成し、殿堂ならぬ“殿丼”入りしたのが「のどぐろネタパック」1,404円(12枚入り・税込)。

「日本海の赤い宝石」と呼ばれる高級魚・のどぐろ(アカムツ)の透き通るような切り身が美しいこと。冷凍パックになっているので解凍すれば、お刺身として食べられます。でもお刺身でいただくと…… 舌の上でトロリととける脂が、しつこいほどの濃厚さ!

そんなときは丼にすると、その濃厚な旨みがごはんと相まってさらなるおいしさへ昇華! いや~、でも、ダイレクトに感じる甘みととろける脂が忘れられず刺身に戻ってしまう二重奏。

まぁ~、どちらにしても“うんま~!”となることは間違いなし。醤油でも十分おいしくいただけますが、ダシが利いた、ちょい甘醤油「のどぐろ丼のたれ」410円もお試しあれ。

ベスト3 島根県の人気商品・お土産「ジャコのり」

1位・2位と、魚が主役の商品が続きましたが、なんと第3位も「ジャコのり」594円(税込)と海産物が主役! さすが日本海に面している島根県と思ったのですが、ちょっとこの商品は異なるようで……

強い! 強い! 山椒が強~い! パッケージではキャッチになっている“奥出雲山椒”がパッと口いっぱいに広がります。この山椒は“山のキャビア”とも称され、奥出雲特有の環境によって育てられたもの。

パッと花開く山椒の風味は強烈ですが、後を残さず辛みがパッと消えるのも見事。日本海産のジャコと瀬戸内産の海苔の風味に包まれます。山の幸と海の幸とのハーモニーが楽しめるこの一品。実は欠品することも少なくなく、ごはんのお供としてファンの胃袋をがっちり掴んでいるんです。

スタッフがイチオシする島根県の商品・お土産「十旭日 純米酒ひやおろし」

「このひやおろし、秋からの冬にかけての限定商品なんですよ!」とおすすめしてくれたのは副店長の和田さん。“ひやおろし”とは、春に搾ったお酒に1度だけ火入れを行って、夏の間に熟成させてから出荷するお酒のこと。

「十旭日(じゅうじあさひ) 純米酒ひやおろし」1,100円(500ml・税込)は、明治2(1869)年創業の蔵元「旭日酒造」の一品。“出雲に十旭日あり”と言わしめるほどの老舗で、全国のファンも数多いのだとか。

出雲市佐田町産の五百万石米で醸したお酒は辛口。ひと夏じっくり熟成させることで角がとれまろみのある味わいに。その素直で上品な飲み口は、水のようにするする飲めて困っちゃう!

ライターが思わず買った島根県の商品・お土産「かこい梅」

各種メディアで取り上げられることも多い、島根のソウルフード「バラパン」は毎週土曜日入荷ということで取材日にはなかったのですが、そこで見つけたのが、可愛らしい「かこい梅」140円(税込)。

なんと江戸時代、文化6(1809)年創業の「桂月堂」の商品で、丸々の真っ赤な梅を、真っ白な求肥で包んだ生菓子。松江で花開いた茶の湯の文化に育まれた一品です。

ぷにゅぷにゅやわらかな薄い求肥と、甘露煮にされた赤梅とのバランスが絶妙。ブランデーがほのかに香り、梅の甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

丸ごとの梅が入っているので、食べるときは注意してくださいね。大きな種も入っているのでお上品にいただきたいところですが、まるっとひと口で頬張るとそのおいしさを実感できます。

日比谷しまね館

住所:東京都千代田区有楽町1丁目2-2 日比谷シャンテ B1

営業時間:11:00~20:00

定休日:なし(日比谷シャンテに準じる)

アクセス:東京メトロ「日比谷駅」A11より直結

URL:https://antennashop-shimane.jp/

[Photos by ©︎tawawa]

※2022年10月現在の情報です。店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。

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