「コロナ前まで回復すれば」静岡県内の観光地や宿泊施設も期待膨らむ 11日から「全国旅行支援」スタート

政府の観光促進事業「全国旅行支援」が静岡県内でも、10月11日から始まります。これまでの県民割は静岡県民と近くの県の人が対象でしたが、11日からは全国に拡大されるため、観光地や宿泊施設からは期待の声が聞かれます。

静岡県伊豆市の修善寺温泉です。3連休最終日の10日は多くの観光客が足湯やグルメを楽しんでいました。今年で創業150年の老舗「新井旅館」は、11日から始まる全国旅行支援に向けて準備に追われていました。

<修善寺温泉 新井旅館 森孝夫総支配人>

「あすのクーポン券。お客様が読み取るQRコードを準備しております。こちらで地域クーポンがご利用いただけるようになります」

全国の人を対象に旅行代金が40%割引される「全国旅行支援」。あわせて1人1泊あたり平日は3000円、休日は1000円の地域クーポン券もついてきます。静岡県はスマートフォンでQRコードを読み取り、地域クーポンを使う仕組みのため、旅館ではその設置する作業が行われていました。11日からのスタートに期待を寄せていま

<修善寺温泉 新井旅館 森孝夫総支配人>

「2021年を上回る数字を見越せている状況ですし、コロナ前まで回復していただければありがたい」

<修善寺プリン工房 木村政彦オーナー>

「7時間は大丈夫です。ありがとうございます」

修善寺で人気のプリン店です。静岡県外の客が7割から8割を占めるため、全国の人に地域クーポンを使ってもらえるのは大きなメリットです。

<修善寺プリン工房 木村政彦オーナー>

「平日はかなり閑散としている状況なので、平日のクーポン券の方が割引率が高く、平日にお客さんが増えることにすごく期待感があります」

新型コロナの影響をまだ受け続けている観光地では、全国旅行支援でコロナ前のにぎわいを取り戻せるのでは、と期待が膨らみます。

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