ブレーブスがまたも早期囲い込み 新人右腕ストライダーと6年契約

日本時間10月10日、ブレーブスは新人右腕スペンサー・ストライダーと6年7500万ドルで契約延長したことを発表した。2029年の契約は年俸2200万ドルの球団オプション(またはバイアウト500万ドル)となっており、このオプションが行使された場合、7年間の総額は9200万ドルとなる。ブレーブスは先日、新人外野手のマイケル・ハリス2世と8年7200万ドル+オプション2年の長期契約を結んだばかり。またしても若手選手の早期囲い込みに成功した。

球団の発表によると、ストライダーの年俸は来季と2024年が100万ドル、2025年が400万ドルで、2026年は2000万ドル、2027年と2028年は2200万ドルと一気にアップ。ストライダーは2027年シーズン終了後にFAとなる予定だったが、今回の6年契約によってFAが1年先延ばしとなり、球団オプションが行使された場合には2年先延ばしということになる。

ストライダーは今季がメジャー2年目だが、まだ新人王の資格を有しており、31試合(うち20先発)に登板して131回2/3を投げ、11勝5敗、防御率2.67、202奪三振の好成績をマーク。シーズン130イニングの時点で200奪三振に到達し、ランディ・ジョンソンが持っていたメジャー最速記録を塗り替えた。また、200奪三振以上の投手が被安打100本未満(ストライダーは被安打86本)でシーズンを終えるのは史上初の快挙だった。こうした活躍もあり、ストライダーはハリス2世とともにナショナル・リーグ新人王の有力候補に挙げられている。

地区5連覇を達成し、マット・オルソン、ロナルド・アクーニャJr.、オジー・オルビーズ、オースティン・ライリー、ハリス2世、ストライダーといった主力選手と長期契約を結んでいるブレーブス。彼らが期待通りの成長や活躍を続ける限り、昨季26年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたブレーブスの黄金期はまだまだ続きそうだ。

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