全国旅行支援 宮城県の観光業界は歓迎も申し込みが分かりづらいとの声も

全国旅行支援について、観光業界からは期待の声が上がる一方で、申し込み方がよく分からないといった声も聞かれます。

仙台市民「今まで我慢していた分、少し利用して気分転換とか経済効果になれば良いなとは思っています」「分かりにくいですね。ネットを見てもうまく進められなくて私たちでも難しいので、自分の親とか年上の世代はもっと難しいんじゃないかなと」「使う予定はありません、ちょっとコロナ落ち着くまであまり人前に出たくございませんので」

街の声は様々ですが、新型コロナの影響や度重なる地震の被害で、これまで宿泊客が大幅に減っていた温泉宿からは期待の声が上がります。

篝火の湯緑水亭高橋知子若女将「うれしいですね。期待しております」

仙台市太白区秋保温泉のこちらの温泉宿では、全国旅行支援が始まるのを前に、首都圏などからの問い合わせが急増していると言います。

篝火の湯緑水亭高橋知子若女将「この3年間コロナも続いておりますれけども、3月16日の地震もなんとか乗り越えて、今、前に進んでおります」

現在、宿泊客はコロナ感染拡大前に比べ7割ほどで、今回のキャンペーンを利用し全国から更に多くの人が秋保に訪れてほしいと話します。

篝火の湯緑水亭高橋知子若女将「東北のおいしいお食事もこの時期からは更に良いものがございますので、。東北の秋と冬は魅力たくさんです。ぜひお出かけいただきたいと思います」

太白区の旅行代理店は、今回のキャンペーンが、観光に関わる多くの業界の起爆剤になると話します。

たびのレシピ佐藤秀彦社長「交通機関、ホテル、地域のお土産屋さん、コンビニエンスストアすべて絡んでくる観光業と思っていますので、やっとこの日が来たなと業界ではみんなが喜んで、是非ぜひ旅行していただきたいなと期待しているところです」

一方で「都道府県ごとに内容が違う」など分かりにくいところも多く、改善が必要と指摘します。

たびのレシピ佐藤秀彦社長「全国一律でしたら、ある程度人間の力で覚えることもできるが、さすがに全国各県ごととなると一回確認をして正確のご案内をしたいなというところですね」

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