伊集院光、マンガ原作の実写映画を酷評するために行かなくなった理由とは

10日深夜放送の『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、タレントの伊集院光が、最近マンガ原作の実写映画を酷評する目的で行かなくなった理由について語った。

番組では「治そう! ひどすぎる偏見!」のコーナーで、「マンガ原作の実写映画を見に行く原作ファンは、文句を言うために行っている」というリスナーの意見が届いた。

すると伊集院は「なんか自分もある時期からこれを戒め始めたんですよね。あの~、それは違うんじゃないかって」と明かし、戒めるようになった理由について、「『じゃあ、自分のライブを文句言いに観に来られていいの?』ってことになってきたので‥」と自分の立場に置き換えると、わざと荒らすために来られても困ると語った。

ただ、伊集院は「観に行って『観に行く価値がない!』って言っちゃうのはちょっと違う気がするんだよね」と話しつつも、他人にイマイチな点を勧める場合は別とのことで、「『つまんなそうだから行こうぜ! 実写版のなになに』みたいなので行って、“つまんなかったエンターテインメント”、『つまんないからこそ観に行こうぜ』に」とつまらなさを共有する、一種のエンタメとするならば別だと持論を語る。

そういう映画に関しては、みうらじゅんが勧めるのが上手い、ということで伊集院は「俺は、みうらじゅんさんが好きなのは、そこつまんないエンターテインメントとなって『うわ! そんなにつまんないなら見に行こうぜ!!』ってなるじゃんか。そこに行かなきゃダメな気がするんだよね」とつまらない映画に関しても紹介の仕方があるとした。

この「つまんなかったエンターテインメント」として、最近ではマンガ原作の実写ではないが『大怪獣のあとしまつ』が話題を呼んだ。同作は「令和の実写版デビルマン」と酷評されつつも、SNSや動画投稿サイトで同作がどのようにつまらなかったのか感想を語る人が続出。その感想から興味を持ち、あえて観に行く人が後を絶たなかった。

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