尾道連続放火 懲役11年の判決 「死傷者生じかねない危険な犯行」 広島

3年前尾道市の寺や住宅で放火などを繰り返した罪に問われている男の裁判員裁判で、男に懲役11年の判決が言い渡されました。

被告の男(46)は2019年、尾道市内の寺や住宅に侵入し仏像や絵画などを盗んだ上、建物に火をつけるなどした10件の罪に問われています。

これまでの裁判で検察側は懲役12年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。

11日の裁判で広島地裁は、木造密集地の空き家への放火について「人が住む建物に延焼するかもしれないと認識していた」と認めた上で「死傷者を生じかねない危険な犯行」であり「窃盗の証拠隠滅のために放火を繰り返した」などと指摘し、懲役11年の判決を言い渡しました。

© 広島ホームテレビ