DeNAの三原球団代表が退任へ 16年からチーム強化先導、後任に萩原部長

横浜DeNAの三原代表(資料写真)

 横浜DeNAの三原一晃球団代表(54)が今季限りで退任することが11日、球団関係者の話で分かった。後任には萩原龍大チーム統括本部部長(45)が就任する。

 三原代表は2013年に親会社のディー・エヌ・エー(DeNA)から球団の事業本部長となり、16年から球団代表を務めてきた。当時の高田繁ゼネラルマネジャー(GM)からドラフト戦略やチーム運営を学び、高田GMが退任した18年オフからは編成トップとして強化を先導した。

 昨オフは石井琢朗野手総合コーチや斎藤隆チーフ投手コーチら1998年の日本一メンバーを復帰させたほか、宮崎敏郎内野手と6年の大型契約を結ぶなど、2位躍進の土台を築いた。

 20日の新人選手選択会議(ドラフト会議)が最後の仕事となる見込み。今後はDeNA本社と球団に籍を置き、同社が推し進める「スマートシティ」構想に携わり、横浜を中心とした神奈川の発展に取り組んでいく。

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