他人装いネット口座に不正アクセス、1千万円超を送金疑い 逮捕の男「多額の借金に追われた」

神奈川県警

 インターネットバンキングに不正アクセスし、他人の口座から現金1142万円を自分の口座などに送金したとして、神奈川県警サイバー犯罪捜査課と戸塚署は11日、私電磁的記録不正作出・同供用や電子計算機使用詐欺などの疑いで、東京都出身で住所不定、無職の男(33)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2020年9月、中古車販売会社を営む30代の男性を装ってインターネットバンキングの利用登録をし、会社の運営資金を自分や知人の男性3人の口座に不正に送金した、などとしている。

 同課によると、男は当時、4千万円ほどの借金があったといい、容疑を認め、「多額の借金に追われ、返済するためにやった」などと供述している。県警は、男が口座番号などを入手した方法について調べている。

© 株式会社神奈川新聞社