バルセロナの「11番」。”最高の5名と最悪の5名”

ラ・リーガが固定背番号制を導入したのが1995-96シーズン。それからバルセロナの11番を着用したのは14人だ。

今回はその中から『Planet Football』選出の「最高の5名と最悪の5名」をご紹介する。

5位:ウスマヌ・デンベレ

現所属:バルセロナ

2016-17シーズンの途中に加入したウスマヌ・デンベレ。ネイマールの後任として1億ユーロ以上の額でバルセロナに引き入れられた。

ヨーロッパで最高の才能とみなされていた彼であるが、一連の怪我によって数年間は半分以上の試合を欠場することになり、苦しい時間を過ごした。しかしチャビ・エルナンデス監督が就任してからは復活を遂げ、輝きを見せている。

ただ2021年にグリーズマンが退団してからは背番号7を受け継いでいる。

4位:ボージャン・クルキッチ

現所属:ヴィッセル神戸

バルセロナで若くしてデビューを果たしたボージャン・クルキッチ。メッシの記録を下部組織で塗り替えてきた天才は、2008-09シーズンに11番のシャツを与えられた。

ただリオネル・メッシやティエリ・アンリ、サミュエル・エトー、ペドロ、ズラタン・イブラヒモヴィッチが所属していたクラブで競争することはできず。2年で34試合の出場に留まった。

ただ2009年のコパ・デル・レイ決勝ではアスレティック・ビルバオ相手にゴールを決めた。11番を着用して22点を記録している。

3位:ティアゴ・アルカンタラ

現所属:リヴァプール

チアゴはバルセロナのトップチームでデビューしてから44番、34番、30番を着用し、2011-12シーズンから11番を手渡されている。

次の2シーズンで81試合に出場して多くのタイトルを獲得したものの、セルヒオ・ブスケツやチャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタの壁を破ることはできず。2013年にバイエルン・ミュンヘンへと移籍した。

2位:リヴァウド

現所属:引退

デポルティーボ・ラ・コルーニャでの輝かしいプレーが評価され、1997年にロナウドの後釜としてバルセロナへと迎え入れられた。

最初の2シーズンでバルセロナのクラブ得点王となり、リーガ連覇に大きく貢献。1999年にバロンドールとFIFA最優秀選手をダブル受賞している。そして2000年には背番号10に切り替えている。

1位:ネイマール

現所属:PSG

レアル・マドリーとの競合の末、2013年にバルセロナへとやってきたネイマール。すぐに11番のユニフォームを手渡されることになった。

その期待に応え、ルイス・スアレスとリオネル・メッシとの3トップ「MSN」で大活躍し、バルセロナでの4シーズンで8つのメジャータイトルを獲得。100以上のゴールを決めてみせた。そして2017年夏に2億ユーロを超える巨額の移籍金を残してパリ・サンジェルマンへと移籍している。

ワースト5位:アダマ・トラオレ

現所属:ウォルヴァーハンプトン

ラ・マシアの卒業生でもあるアダマ・トラオレ。イングランドにわたってからムキムキの筋肉を身に着け、重戦車ドリブラーとして才能を開花させた。

2021-22シーズンの途中にローンでバルセロナに戻ってきたあといくつかのインパクトは残したが、結局クラブが買い取りを決断するまでには至らなかった。

ワースト4位:フェラン・トーレス

現所属:バルセロナ

数年前にバレンシアでスペインサッカー最高の若きタレントと評価されていたフェラン・トーレス。マンチェスター・シティに移籍したあと苦戦していたが、バルセロナがそんな彼を5500万ユーロで引き入れた。

チャビ・エルナンデス監督初めての補強ということで期待されたものの、今のところはまだ大きな貢献をしているとは言い難い。ただまだ22歳であり、これから評価を上げるチャンスはいくらでもある。

ワースト3位:マキシ・ロペス

現所属:引退

2005年にヘンリク・ラーションが負傷したとき、バルセロナはその穴を埋めるためにリーベル・プレートから若きマキシ・ロペスを獲得。チェルシー戦でのデビューでは同点ゴールを決めている。

ただその後有望なスタートを続けることができず、リーガではわずか14試合に出場したのみ。2006-07シーズンをマジョルカへのローンで過ごしたあと、FKモスクワへと200万ユーロで売却された。

ワースト2位:ユスフ・デミル

現所属:ガラタサライ

2021年にラピド・ウィーンから獲得されたトルコ系の若手アタッカー。バルセロナでは3試合に先発出場し、6試合に途中出場した。

18歳の彼はその後バルセロナBに送られ、2022年1月にローン契約が終了。ラピド・ウィーンに戻った後、トルコの名門ガラタサライへと移籍する事になった。

ワースト1位:アンヘル・クエジャル

現所属:引退

レアル・ベティスで活躍していた若手ウインガー。1995年にバルセロナへと加入したが、初年度は怪我のためにほとんどプレーすらままならず。

【写真】「背番号10をやめた」10人のスター選手

1996-97氏シーズンを前に10から11番に変えたものの、公式戦で12試合にしか起用されず。1997年夏に古巣のレアル・ベティスへと戻っていった。

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