【大田原】2年前に惜しまれつつ閉店した紫塚1丁目の老舗喫茶店「珈琲(コーヒー)専科 茶羅(ちゃら)」が11月、中田原の社会福祉法人エルム福祉会が運営する障害者就労支援カフェ「ヒカリノカフェ」の茶羅店として生まれ変わる。喫茶店の人気メニューだった自家製チーズケーキのレシピを継承。昭和レトロ感が漂う空間に新たな“ヒカリ”がともる。
ヒカリノカフェは障害者が焼き菓子の製造や接客を行う。現在は本町1丁目の本店、廃校を活用した蜂巣小珈琲店、市役所1階の市庁舎店の3店舗あり、知的や精神の障害がある約90人が携わっている。
茶羅店は4店舗目。今年8月、同カフェのゼネラルマネジャー川上聖子(かわかみしょうこ)さん(58)が知人を通じて、茶羅の店主だった小池義雄(こいけよしお)さんから店を引き継いだ。