NHK北海道の「ローカルフレンズ滞在記」がグッドデザイン賞! 地域住民との「共創」が評価

NHK北海道が「ほっとニュース北海道」(月~金曜午後6:10、北海道ローカル)内で毎週木曜に放送しているコーナー番組「ローカルフレンズ滞在記」が、「2022年度グッドデザイン・ベスト100」に選出された。NHKの地方局がグッドデザイン・ベスト100に選ばれるのは初めてとなる。

「グッドデザイン・ベスト100」は、2022年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件を選んだもの。

同コーナーは、NHKのディレクターが道内各地に1カ月間滞在し、番組に応募してきた地元住民(=ローカルフレンズ)に知り合いを紹介してもらい、その土地ならではの魅力や豊かな暮らしを発信する企画。21年4月に放送が始まり、22年10月時点で道内15地域に滞在。番組を通じて、地域でさまざまな取り組みをする人々の背中を押し、「あらゆる人が地域活動をしやすい社会」をつくることをビジョンに掲げており、企画から取材まですべて地域の人と一緒に行うのが特徴だ。コンテンツをきっかけに新しい動きが出てきたコミュニティーもあるという。

今回のグッドデザイン賞では、NHKと地域住民が番組を共創することでマスメディアと地域の新たな関係性をリデザインし、北海道の地域活動を支えている点が評価された。

10月の「ローカルフレンズ滞在記」の舞台は、オホーツク管内・枝幸町。三笠山の展望カフェに勤める鷲見美智子氏がローカルフレンズとなり、NHK札幌放送局の福島駿樹ディレクターに地元を案内する。枝幸町の魅力を発信している。今後は10月13日・20日・27日の「ほっとニュース北海道」内での放送となる。

なお、今後の放送予定や、これまで滞在したディレクターのWEB記事を地域ごとに掲載(https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-naf4a2ddd2820)。

また、グッドデザイン賞受賞を機に、NHKと地域の人たちがこれまでの取り組みを振り返る座談会を開催。プロジェクトメンバーの思いなどをまとめたnote記事「NHKのローカル番組がグッドデザイン・ベスト100を受賞した理由」(https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n5d6c77938e7d)も公開中だ。

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