東京都パートナーシップ宣誓制度、受け付け開始 届け出て涙ぐむ人も

11月1日から東京都で「パートナーシップ宣誓制度」が始まります。事前の受け付けが10月11日から開始されたことを受け、申し込んだ人たちが会見しました。

届け出の受け付けが始まった東京都のパートナーシップ宣誓制度は、性的少数者のカップルや家族を"婚姻に相当する関係”と認め、都が証明書を発行する制度です。対象は配偶者のいない18歳以上の成人同士で、都内に住むか、通勤または通学する人となります。

受け付け初日となった10月11日にオンラインで届け出をしたカップルは、長年願ってきた瞬間だと涙ぐみました。届け出を提出した山本そよかさんは「ずっと願ってきたパートナーシップ制度を、一緒に東京都で申請できた。実感が湧いてうれしい」と語りました。

今回始まる制度では、本人が意図しない形で性的指向が第三者に伝わることを防ぐため、オンラインでも届け出や証明書の発行を受け付けます。同じく、この日に届け出を提出したという別のカップルは「カミングアウトしていない立場だったら、例えばパートナーと2人で一緒に部屋や家など落ち着いた場所で手続きできるというのはとてもいいと思う」(茂田まみこさん)と話しました。

東京都パートナーシップ宣誓制度は11月1日から始まります。

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