35年ぶり快挙「おめでとう」 国体軟式野球、沖縄代表V 関係者らが帰沖の選手を祝福

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」で35年ぶりに優勝をつかみ取った軟式野球成年男子の沖縄代表が11日、帰沖した。那覇空港に到着すると関係者や家族らに「おめでとう」と声を掛けられ、拍手で出迎えられた。

 優勝は1987年の海邦国体以来。「おめでとう」と書かれた横断幕や家族による手書きのプレートなどで歓迎され、選手らは笑顔を見せた。

 チームを指揮した喜屋武満監督は、雨の中行われた神奈川県との初戦を振り返り「勝ちきったことで一層結束できた」と優勝までの道のりを振り返った。「来年に向けて頂から一度下り、日々精進したい」と今後に向け気を引き締めた。 

 県野球連盟の又吉民人会長は「最高レベルの大会で優勝した。これ以上うれしいことはない」と祝福した。「子どもたちにとっても励みになったと思う」と県内野球のさらなる発展に期待を寄せた。

(金盛文香)

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