東北自動車の佐野藤岡インターチェンジ（IC）以南で12日、栃木県内で初めて最高速度が時速100キロから120キロに引き上げられた。県警高速隊は佐野サービスエリア（SA）上り線で周知活動を行い、安全運転を呼びかけた。
制限が引き上げられたのは、佐野藤岡IC付近から岩槻IC（さいたま市）付近の約41キロ。カーブの見通しや渋滞の傾向などを考慮して設定した。渋滞緩和を図る効果、利便性向上が期待できるという。
12日は県警高速隊の生井弘道（なまいひろみち）隊長ら4人が、SA利用者にチラシを配布。一層の安全確認、80キロ規制が継続される大型トラックなどとの速度差が広がることへの注意を訴えた。
交通規制の見直しなどを担当する県警交通規制課の西本隆司（にしもとりゅうじ）規制実施係長は「必ずしも120キロを出す必要はない。交通量や天候に応じてドライバーが安全確認できる速度で運転してほしい」と呼びかけた。
