【変わりダネ】地方移住・二地域居住を検討するクリエイター向け「移住体験ツアー」とは?

新型コロナ感染を機に人気が高まった地方移住二地域居住(二拠点居住)。地方自治体が地域活性化に向けて移住や二地域居住促進に注力しています。とはいえ、いざ始めようと思ってもなかなか踏み出せない人は多いはず。始める前にどんなものなのか体験したいところ。そんな声に対してさまざまな企業がお試し体験を実施していますが、他にはないテーマを掲げているところが多いです。老若男女問わず人気を集めている半農半Xを取り入れたり、ワーケーションではありますがゴルフを取り入れたりなど、どこも趣向を凝らしています。

今回ご紹介する移住生活体験はものづくりに特化したクリエイター向けもの。ものづくりの聖地とのコラボレーションです。

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地方移住希望のクリエイター必見!「Creema」と栃木県足利市コラボの移住体験

ハンドメイドアクセサリーが好きな人から絶大な支持を集める日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」を運営する(株)クリーマは、移住体験プログラム「“ものづくりの街で暮らす”クリエイター向け 移住体験ツアー in 足利 Supported by Creema」を、2022年12月17日(土)~18日(日)に初開催します。場所は栃木県足利市です。

ものづくりの聖地・栃木県足利市

栃木県足利市は古くから織物の産地として有名です。その歴史は奈良時代まで遡り、近代になってから「足利銘仙」などの絹織物が全国に知れわたりました。

その後、織物業で育まれたデザイン力・技術力・人材力によって多種多様な産業都市として発展。栃木県内で最多の事業所数を誇ります。まさにものづくりの街ですが、一級河川・渡良瀬川など豊かな自然に恵まれているのも魅力。2021年に市制100周年を迎えた、歴史ある街でもあります。

ものづくりを通して地域の魅力を発信!移住者も

クリーマは全国各地で「Creema」のイベント開催や常設店舗を展開し、クリエイターと生活者が感性で繋がる機会を創出し、クリエイター活動を応援しています。

今回の移住体験の背景には、クリエイターの制作環境における課題があります。各種イベントを通じて同社はクリエイターのリアルな悩みを耳にします。ものづくりに励みたいものの、十分なスペースが確保できなかったり騒音が気になったりなど専念できないことがネックでした。

このような背景から、より良い制作環境を求めるクリエイターと、地域の振興を願う自治体を繋ぐ移住体験企画を2017年からスタート。これまでに新潟県(糸魚川市)、北海道(栗山町)、青森市で実施し、実際に移住した人も。同社ではものづくりを通じた移住体験で地域の魅力を発信することを目指しています。2022年は奈良県での開催(11/19-20)も予定しています。

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「“ものづくりの街で暮らす”クリエイター向け 移住体験ツアー in 足利 Supported by Creema」概要

実施日: 2022年12月17日(土)~18日(日)
応募資格: Creema登録クリエイター 10名程度 ※応募多数の場合は抽選
応募期間: 2022年11月7日(月)まで
参加費: 12,000円(ツアー内の宿泊費・食費・移動費) ※集合場所までの交通費は参加者負担
応募方法: 特設サイトより応募
【主なスケジュール(抜粋)】
《 1日目 》
・移住クリエイター(mothertool)の工場見学
・昭栄家具センター 工場見学
・丸信金属工業 ショールーム見学
・地元クリエイターや地域おこし協力隊との交流会
市内3カ所の事業所を見学
市内3カ所の事業所を見学
《 2日目 》
・ 市内空き家・アトリエ候補地 内覧
・足利まち歩き
・大久保分校スタートアップミュージアム見学

「Creema」に参加しているクリエイターで地方移住や二地域居住を考えている人は参加してみてはいかがでしょうか。地域の魅力を体感すれば創作意欲が刺激されますよ。

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