ソニー、出展概要を発表。「VENICE 2」や最新クラウドソリューションなどを展示[Inter BEE 2022]

ソニーは、2022年11月16日から千葉・幕張メッセで開催される「Inter BEE 2022」に出展する(展示ホール7/7415、7416)。

同社ブースでは、9月に発表したクラウド制作プラットフォーム「Creators’ Cloud」およびオンプレミスクラウド・ライブプロダクション「Networked Live」を中心に、映像制作のワークフローの効率化を支援する多彩なソリューションを紹介する。

さらに、CineAltaカメラ「VENICE 2」および9月に発表した小型カメラ「FX30」やレンズ交換式旋回型カメラ「FR7」など、Cinema Lineシリーズをはじめとした多彩なカメララインアップ、コンテンツの価値を高める商品群を展示。加えて、いま話題のバーチャルプロダクションスタジオの展示でソニーのテクノロジーを体感できる。

またInter BEE IP PAVILION(展示ホール8)でIPライブデモカーの展示、相互運用性実証デモへの参加も予定。なお、会期中にInter BEE 2022オンラインおよびソニー製品情報サイトにて、多彩なオンラインセミナーを展開する。

出展する主な新商品

クラウド制作プラットフォーム「Creators’ Cloud」

ソニーは、これまで培ってきたクラウド技術・サービスを更に発展させ、未来の映像制作ワークフローを見据えた次世代のクラウド制作プラットフォーム「Creators' Cloud」として展開するという。

具体的には、カムコーダーと連係したクラウドカメラポータル「C3 Portal」、映像素材の管理を優れたUIで実現するクラウドメディアストレージ「Ci Media Cloud」、クラウド中継システム「M2 Live」、新たなAI映像解析サービス「A2 Production」を展示予定。

オンプレミスクラウド・ライブプロダクション「Networked Live」

Networked Liveはネットワークに繋がる制作機器やクラウド上の制作リソースなどを活用した、次世代のリモートプロダクションにも対応するオンプレミスクラウド・ライブプロダクションの総称。Networked Liveでは、複数設備のネットワークリソースを一括管理可能で、オンプレ機器に留まらずにクラウドとの接続性の向上を実現可能だという。

また、同ソリューションに対応する新製品としてライブプロダクションスイッチャー「MLS-X1」を展示する。

レンズ交換式旋回型Cinema Line カメラ「FR7」(新商品)

FR7は、映像制作用カメラ商品群Cinema Lineの新商品となる、フルサイズセンサー搭載・レンズ交換可能でパン・チルト機構を備えたCinema Lineカメラ。シネマのような印象的で高品位な映像表現に加え、リモート操作が可能で、ユニークな視点や動きによるクリエイティブな映像コンテンツ撮影を可能にする。

スーパー35mmフォーマットCinema Lineカメラ「FX30」(新商品)

Cinema Line共通のルックと操作性を備え、14+ストップ(S-Log3動画撮影時。ソニー内部測定)のワイドラチチュードによる階調豊かな映像や、6Kオーバーサンプリングによる高解像度4Kでの映像収録が可能。デュアル・ベースISOやブリージング補正、フォーカスマップにも対応する。

Cinema Lineの入り口として、シネマのような映像表現を求める若手クリエイターの最初の一台としても、多数のシネマカメラが必要な撮影環境でのサブ機としての運用や機動力が求められるシーンでの撮影などにも適しているという。

VENICEエクステンションシステム 2(新商品)

デジタルシネマカメラ「VENICE 2」用のカメラヘッド延長システム「CBK-3620XS」。本エクステンションシステムは「VENICE」の高品位な画質をそのままに、撮影の自由度を高めるほか、新たに8K伝送にも対応し多彩な映像表現を実現する。

バーチャルプロダクションスタジオ

Crystal LEDを4Kサイズで設置。背景映像の仮想空間と実物の被写体を同時に撮影し、合成する制作環境を実現する。

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