第36回「秘密の理由も秘密」

text by ISHIYA(FORWARD / DEATH SIDE)

統一教会のお抱え政党は何の説明も提示もなく、何もかもを闇に葬り去ろうというのか?

2022年9月27日に行なわれた故安倍晋三元首相の国葬だが、問題しかないものを強行した茶番であった。 国民の6割が反対する行事を強行したのだが、国葬当日には台風被害により、静岡県の清水区をはじめとする様々な街が断水になり、水を手に入れられずに苦しむ民間人が多数助けを求めていた。 国民の一大事に日本国政府が行なっていたのは、統一教会という反日カルト宗教とズブズブの関係で、統一教会被害者家族から恨まれ殺された、売国奴・国賊であり、近畿財務局職員であった赤木さんを殺した張本人である安倍晋三の国葬である。 この反日売国奴で国賊であり、人を殺したと言えるカルト宗教広告塔を国葬にするという信じられない事実が、現実に起きてしまった。 国葬に反対する6割の国民も払った、16億円を超える税金をつぎ込み行なわれた一部マニアのためのイベントは、そこらのフェスやコミケなどと勘違いするようなものと言わざるを得ない。 統一教会の信者を動員したのだろうが、国葬を決めた人間や自民党の統一教会とズブズブの関係を見ると、それはもう統一教会フェスと言っていいだろう。それでも忌野清志郎の葬儀参列者4万2千人には遠く及ばない、2万3千人の一般参列者しかいなかったようだが。 TwitterなどのSNSでは統一教会の霊感商法で売られる二束三文の壺にあやかり「壺フェス」という絶妙なネーミングがされ、「壺フェス」には安倍信者である著名人壺フェス参加者が、写真を撮ってSNSに投稿して喜んでいる姿が多く見られた。 その弔意も追悼もない「私は壺フェスに来ています! 凄いでしょ?」と言いたいだけの行為で、さすが統一教会と言える下品で下劣なカルトイベントであることが露呈した。人間の視覚トリックを最大限に利用したハリボテの祭壇には、思わず吹き出した人間も多いだろう。 諸外国からの参列者に至っては、G7の国々からは首相は一人も出席せず、学校を空爆して自国の子どもを殺す軍事政権のミャンマーを招いたほかにも、現在東京オリンピックで多くの関係者が訴追されている最中でありながらIOCのバッハを呼び、一泊200万円のホテルに泊めたという。 現在の日本国政府である自民党と公明党は、災害で苦しんでいる国民よりも、日本を反日カルト宗教に売り飛ばし、すでに葬儀も終わっている売国奴・国賊のマニア向けフェスを、16億円以上かけて優先したということになる。安倍から続く棄民政策は活きているといったところだろうか。 1兆歩譲ったとして、その日現在起きている最中の日本国内災害での被災者たちの生活に、少しでも見通しが立ってから国葬をやれば良いのではないか? 10兆歩譲ったとして、災害復旧の見通しが立ち、国葬について国会で審議し、世論が納得する手続きを踏んでから国葬開催決定ではいけないのか? 世論を納得させるためには、当然統一教会と安倍、自民党の関係やモリトモカケサクラ問題も、きっちりと国民が納得のいく説明や証拠を提示しなければならないだろう。そういった段階をきちんと踏んでから、国葬というものになるのではないのか? 何の説明も、証拠の提示もなく、都合の悪い全てをごまかし、何もかもを闇に葬り去ろうというのか? 実際、統一教会と自民党の関係調査について、自民党は自分たちで調査したものは発表しているが、第三者機関に調査させることを拒否している。 犯人が自分の事件を調査し報告して終了なら、警察も検察も留置場も拘置所も刑務所も必要ない。何なら刑事罰や民事罰も必要ない。そんなものは法治国家として異常である。 しかし自民党は全てを公開せず秘密にし、その秘密にしている理由すら秘密にするという、もうわけがわからない幼児以下の言い訳を、現実に行動として行なっている。さすが統一教会のお抱え政党だ。 そんなもの支持率が急落して当たり前だ。近隣諸国から攻撃されるかもしれないという恐怖感や危機感をデッチ上げて煽っていれば、国民はそちらに目を向け忘れると思っているのだろう。甚だ舐められたものだ。 いくら何でももう国民も限界だろう。やっと開かれる国会で、全ての闇が暴かれることを願うが、壺っている政治家は自民党だけとは限らない。 今後何百年も経てば、売国奴の国賊が歴史上国葬の行なわれた人物として祀り上げられてしまう。日本の政治に、統一教会という反日カルト宗教を侵食させ、日本を破壊している現実を招いたのが安倍一族であることは、未来永劫語り継がなければならない。 そんな売国奴の国賊安倍を国葬にしたという、日本国にとって歴史的な「恥」を、負の教訓として世界に発信し、未来永劫語り継いでいかねばならない。 そしてここまで日本を破壊し尽くす政府は、もう終わりにしなければならない。それは日本を愛する人間全ての義務であるだろう。 ここはスッキリと、党を問わず統一協会と少しでも関係のある・あった政治家は全て議員辞職し、政治家として生きることを辞めてもらった上で、新たに選挙をやり直すべきではないだろうか。 自民党以外の野党で統一教会と関係があった議員は、即刻議員辞職して「私は辞めた。それが政治家としての責任だ」くらいの態度と行動で、道連れに統一教会と今の政治を完全に断ち切る覚悟を見せて、自民党と統一教会を壊滅に追い込んで欲しいものである。

ワタナベマモル『ひみつ』

オイ!信じられるか

言いたい事が言えない時が やってくることを

オイ!考えられるか

何の理由もわからず突然 タイホされる日を

ホーリツにより決まった事で

ホーリツにより教えられない

ひみつ・ひみつ・ひみつ・ひみつ

秘密の理由も秘密なんだぜ

オイ!考えられるか

やりたいことがやれない時が

やってくることを

オイ!信じられるか

誰かが自分の都合のいいように

ホーリツを変えた

アナタが言ったその一言が

国家機密に指定されました

ひみつ・ひみつ・ひみつ・ひみつ

秘密の理由も秘密なんだぜ

何でアナタがタイホされるか

ホーリツによって決まった事で

ホーリツによって決まった事で

ホーリツにより教えられない

ひみつ・ひみつ・ひみつ・ひみつ

秘密の理由も秘密なんだぜ

ひみつ・ひみつ・ひみつ・ひみつ

死ぬまでずっと秘密なんだぜ

死んでもずっと秘密なんだぜ

秘密の理由も秘密なんだぜ

◉ワタナベマモルはグレイトリッチーズ(1983年〜1993年)での活動を経て、現在はMAMORU & The DAViESとソロ弾き語りの両方で年間130本以上のライブをライフワークとしながら、コンスタントにアルバムを発表し続けている。本稿で言及している静岡県清水市(現在の静岡市清水区)出身。「ひみつ」は、国内のパンク・ハードコア・サイコビリーアーティストによるアコースティック・ユニットを集めたコンピレーション『アコースティック不法集会』(2018年6月発表)に収録。

【ISHIYA プロフィール】ジャパニーズ・ハードコアパンク・バンド、DEATH SIDE / FORWARDのボーカリスト。35年以上のバンド活動歴と、10代から社会をドロップアウトした視点での執筆を行なうフリーライター。

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