再整備をめぐって議論が続く広島市の中央図書館などについて、市民グループが現在地周辺での建て替えを市に要望しました。
要望書を提出したのはこども図書館でボランティアを行うメンバーらで構成された市民グループです。
市は先月、こども図書館の移転を撤回し現地に残すと決めましたが、市民グループは蔵書が多く手狭なことや老朽化を理由に現在地周辺での建て替えを求めています。
あわせて中央図書館などを含めた「基幹図書館群」を同じく中央公園内で建て替えることや、再整備問題に特化した審議会を設置し議論を深めるよう要望しました。
広島文学資料保全の会 土屋時子代表「(こども図書館は)一応移転しないことになったが、それだけで問題は何も解決していない。市民の意見を聞く時間と場所を設けてほしい」
市民グループは来月、図書館の再整備問題を考えるイベントを開くということです。