突然海岸に「巨大マンボウ」…まん延防止じゃなくて本物の「まんぼう」体長3メートル

北海道釧路市の桂恋の海岸に体長約3メートルにもなる「マンボウ」が打ち上げられていました。
なぜ、暖かい海を好むマンボウが釧路の海にやってきたのでしょうか。

釧路の海岸にマンボウ

田中 うた乃 記者:「海岸にマンボウが打ち上げられている。かなり巨大。すこし膨らんでいるように見えます」

記者が手を広げてもおさまりきらないほどの大きさなんです。
メジャーで測ってみると体長は3メートルほどありました。一体、いつ頃、浜辺に打ち上げられたのでしょうか?

近くに住む女性:「(先週)土曜日だと思う。しけで、そっち行ったりこっち行ったり。最終的にはそこに」

ここ数年、道東沖の定置網にもかかるようになったマンボウ。暖かい海を好むマンボウがなぜ釧路の海岸に…?

専門家によりますと、沖のほうから暖かい水が押し寄せてくる「暖水波及」という現象が釧路沖で9月からこれまで複数回、観測されていました。
海面水温は例年より2℃ほど高かったといいます。

水産研究・教育機構 黒田 寛さん:「暖かい水が沖から沿岸に波及していた様子がみられるので、マンボウも暖水に乗って沿岸近くまできたのかなという印象を持っています」

釧路総合振興局によりますと、マンボウの重さは約1.7トンと判明しました。市内の処理場で処分するということです。

*みんテレ10月7日OAのものです

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