九州地区最年少で全国へ アマチュア・スケートボード 佐世保の田島君(10)

「技の見せ方がうまい、かっこいいプロスケーターになりたい」と話す田島君=佐世保市内

 全日本アマチュア・スケートボード選手権に長崎県の佐世保市立早岐小4年の田島友翔君(10)が、九州代表の1人として出場する。九州内で行われた大会で一定のポイントを獲得、出場権を得た。同選手権は14~16日、東京都で開かれる。
 父親の勧めで小学2年の時にスケートボードを始めた田島君。技ができるようになる楽しさに魅了され毎日練習するように。昨年度は、多くのプロスケーターとなる選手が出場した日本最大級のキッズスケートボード大会「FLAKE CUP」(FLAKE主催)のチャンピオンシップに、九州・沖縄の代表の1人として出場するなど、めきめきと頭角を現している。
 同選手権を主管するAJSA(一般社団法人日本スケートボード協会)は、約40年前からプロ、アマチュアの大会を国内外で開催するなど日本のスケートボード界をけん引する歴史ある団体。同選手権も約20年前から開かれており、プロへの登竜門となる大会。
 田島君は、今年7~9月に開かれた「AJSA九州アマチュアサーキット」で計17ポイントを獲得。6位に入り、九州地区では最年少で全国の切符をつかんだ。
 同選手権は、東京オリンピックでスケートボードの競技場だった「有明アーバンスポーツパーク」で開かれる。田島君は「あの会場で滑りたいと思ったから、絶対勝つぞって気持ちで挑戦した」という。毎日4時間の練習に励んでおり、「(全国では)全力を出し切って、限界を超える挑戦をしてきたい」と笑顔で意気込みを語った。
 田島君は、来年1月に千葉県で開かれる本年度の「FLAKE CUP」のチャンピオンシップ出場も決めている。


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