不正軽油の抜き取り調査 脱法行為を防ぐ 宮城県で不正は確認されず

トラックなどの燃料に使われる軽油に、税のかからない灯油や重油を混ぜる脱税行為を防ぐため宮城県は12日、4カ所で抜取調査を行いました。

このうち、仙台市宮城野区蒲生の県道塩釜亘理線では県の職員と警察がトラックの運転手に協力を呼び掛け、1台当たり200ccの軽油を抜き取りました。

抜き取った軽油は事務所に持ち帰り、県の職員が灯油や重油が混入していないか調べました。

調査の結果、12日は4カ所で計131台を調べましたが不正は確認されなかったということです。

県中央税事務所渡辺和哉次長「(原油高で)厳しい環境の中にありますので、こういった監視の目を強めていくことが非常に大切かなと考えています」

軽油には1リットル当たり32円10銭の軽油引取税が課せられていて、毎年約250億円が県の税収となっています。

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